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湯村温泉博覧館 夢千代館

(ゆむら おんせん はくらんかん ゆめちよかん)

昭和情緒と温泉文化の館

湯村温泉博覧館 夢千代館は、兵庫県美方郡新温泉町の湯村温泉郷の中心部に位置する博物館です。2004年11月に開館し、「ぬくもりを求めて」をテーマに、昭和の懐かしい雰囲気が漂う湯村温泉の歴史や文化を紹介しています。

館内では、昭和20年代から30年代にかけての湯村温泉の町並みや人々の暮らしを再現しています。特に、1981年と1982年にNHKで放送されたドラマ『夢千代日記』にゆかりの深い展示が充実しており、当時の温泉街の情景や昭和の生活文化に触れられるのが魅力です。

懐かしい町並みを楽しみながら、湯村温泉が育んできた歴史や人々の思い、そしてドラマを通じて広がった平和への願いを感じられる施設です。温泉街の散策とあわせて訪れることで、湯村温泉の魅力をより深く知ることができます。

昭和の湯村温泉を再現した館内展示

夢千代館の大きな見どころは、昭和の湯村温泉を再現したレトロな展示空間です。かつての町並みや暮らしを感じさせる演出により、まるで昭和の時代へタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

「夢千代日記」ゾーン

NHKドラマ『夢千代日記』に関連する資料や展示を通じて、作品の舞台となった湯村温泉の魅力を紹介しています。ドラマの世界観と昭和の温泉街の情景を重ね合わせながら、作品に描かれた時代や人々の暮らしに思いを巡らせることができます。

夢千代体験ゾーン

ドラマ『夢千代日記』の世界を体感できる展示エリアです。作品にゆかりのある雰囲気を楽しみながら、夢千代館ならではの体験ができます。

昭和の湯村再現ゾーン

昭和20年代から30年代の湯村温泉をイメージした町並みを再現しています。昔懐かしい建物や生活の風景を通して、当時の温泉街の空気を感じられます。

夢千代日記物語コーナー

ドラマの背景や制作にまつわるエピソードを紹介するコーナーです。作品が生まれた背景を知ることで、湯村温泉と『夢千代日記』の結びつきをより深く理解できます。

湯村温泉の歴史と文化を伝える資料展示

湯村温泉に関する資料を通じて、温泉地として歩んできた歴史や地域に根付く文化を紹介しています。温泉街を実際に散策する前に見学すれば、街の風景をより興味深く楽しめるでしょう。

吉永小百合さんゆかりの展示と平和への願い

館内には、女優・吉永小百合さんにゆかりのある品々も展示されています。吉永さんが主演した『夢千代日記』は、湯村温泉と広島市との友好関係にもつながり、作品を通じて平和について考えるきっかけを生み出してきました。

展示の一つとして注目されるのが、広島の原爆で被爆しながらも新芽を出し続けた「被爆アオギリ」の2世・3世の苗木です。被爆アオギリは、厳しい状況を乗り越えて再び芽吹いた生命の象徴として知られています。その苗木を通じて、平和の大切さや未来への希望を感じることができます。

アオギリの湯でひと休み

夢千代館には、昭和の懐かしい雰囲気の中で足湯を楽しめる「アオギリの湯」があります。夢千代の傘をイメージした四阿(あずまや)を囲むようにベンチが設けられており、腰を下ろしてゆったりと過ごせます。

湯村温泉の温泉文化に触れながら、歩き疲れた足を温めてひと休みできるのも魅力です。館内の展示を見学した後や、温泉街を散策する途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

夢千代の祈り ― 平和を願うモニュメント

夢千代館の入口には、「夢千代の祈り」と名付けられたモニュメントが設置されています。手のひらを合わせたような台座が、中央に灯火を抱く球石を包み込む形をしており、平和への願いが表現されています。

中央の灯火は、広島市の平和記念公園にある「平和の灯」から分火されたものです。ドラマ『夢千代日記』に込められた思いとともに、戦争の悲しみを繰り返さず、恒久平和を実現したいという願いを伝えています。訪れた際には、展示とあわせてこのモニュメントにも目を向けてみましょう。

1年後に届く「夢てがみ」

館内には、赤いレトロなポストが設置されており、未来の自分や大切な人に手紙を送る「夢てがみ」というユニークな取り組みを体験できます。

専用の手紙を購入してポストに投函すると、1年後に届けられる仕組みです。今の自分の気持ちや未来への願いを言葉にして残せるため、旅の思い出づくりにもぴったりです。吉永小百合さんが最初に投函したことでも知られています。

昭和を感じさせる三輪トラック「ハンビー」

夢千代館の前には、1963年製の三輪トラック「ハンビー」が展示されています。この車両は鳥取県岩美町から新温泉町に贈られたもので、夢千代館を象徴するレトロな展示物の一つです。

排気量285ccの小さなトラックは、昭和の温泉街を思わせる懐かしい雰囲気を醸し出しています。周辺の街角ギャラリーにも昔の面影を伝える品々が展示されており、温泉街を歩きながら昭和の暮らしや町の風景に思いを巡らせることができます。

旧銀行建築を活用した施設

夢千代館の建物は、かつての「みなと銀行湯村支店」を活用したものです。地上3階建てで、延床面積は550平方メートル。既存の建物を再利用しながら、昭和の情緒を感じられる展示施設として整備されています。

展示内容だけでなく、建物そのものにも地域の歴史が刻まれています。湯村温泉の町並みを楽しみながら訪れることで、地域に残る建物や文化を大切に受け継ぐ取り組みにも触れられます。

開館時間・入館料

夢千代館の開館時間は午前9時から午後6時までで、休館日はありません。入館料は一般300円、小・中学生150円です。団体割引も用意されています。また、被爆者健康手帳を提示した場合は無料で入館できます。

昭和の町並みを再現した展示や『夢千代日記』に関する資料、平和への願いを伝えるモニュメントなど、見どころが幅広いため、時間に余裕を持って見学するのがおすすめです。

アクセス

夢千代館へは、全但バス「湯村温泉」バス停から徒歩約8分です。湯村温泉郷の中心部に位置しているため、温泉街の散策や荒湯周辺の観光と組み合わせて訪れることができます。

昭和の懐かしい風景に触れたい方はもちろん、ドラマ『夢千代日記』のファンや、平和について考える機会を求める方にもおすすめのスポットです。展示見学や足湯を楽しみながら、湯村温泉ならではの歴史とぬくもりを感じてみてください。

Information

名称
湯村温泉博覧館 夢千代館
(ゆむら おんせん はくらんかん ゆめちよかん)

城崎・出石・湯村温泉

兵庫県