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あさご芸術の森美術館

(げいじゅつ もり びじゅつかん)

あさご芸術の森美術館は、兵庫県朝来市に位置し、1999年に開館した美術館です。美術館は、自然豊かな「あさご芸術の森」の中核施設として、多々良木ダムのすぐ下にあり、屋外彫刻展示と屋内展示施設を兼ね備えています。

美術館の概要

あさご芸術の森美術館は、朝来市出身の彫刻家・淀井敏夫氏の作品を常設展示しており、現代美術の企画展も定期的に開催しています。屋内には展示室の他、アトリエ室や情報コーナーがあり、地域の芸術文化の普及を目的としたワークショップやアートキャンプが開催されています。

屋外彫刻展示と公園

美術館に隣接する野外彫刻展示場では、毎年2つずつ新たな彫刻作品が追加され、多々良木ダムを背景にして、訪れる人々に芸術と自然の融合を楽しんでもらえるよう工夫されています。また、美術館の施設ではありませんが、近くの南谷公園では「野外彫刻展in多々良木」で大賞を受賞した現代美術家の作品が展示されています。

公募展と芸術の普及

あさご芸術の森美術館では、以下の公募展が開催されています:

これらの公募展を通じて、地域内外から多くのアーティストが参加し、芸術文化の発展に寄与しています。

主な施設

あさご芸術の森美術館には以下のような施設が整備されています:

受賞歴

あさご芸術の森美術館は、その取り組みが評価され、以下のような受賞歴があります:

あさご芸術の森公園の魅力

あさご芸術の森公園は、兵庫県朝来市に位置し、30ヘクタールに及ぶ広大な自然の中に彫刻庭園や美術館、温泉宿泊施設などが点在しています。この公園は、旧朝来町が推進したアートプロジェクト「Asago Art Park + Museum」の一環として、1995年に工事が開始されました。中核施設であるあさご芸術の森美術館は1999年に竣工し、2002年に全施設が完成しました。

温泉宿泊施設

公園内には、自然と芸術が調和した滞在型レクリエーションのための温泉宿泊施設が2棟整備されています:

これらの施設は、訪れる人々が自然と芸術を満喫しながら、ゆったりとした時間を過ごせるよう設計されています。

イベントと地域活性化

あさご芸術の森公園では、地域の芸術文化を発信する拠点として、多くのイベントが開催されています。例えば、芸術関係のワークショップや芸術村イベント、マラソン大会、フリーマーケットなど、多彩な催しが行われ、地域の活性化にも寄与しています。

地理とアクセス

朝来市は兵庫県のほぼ中央に位置しており、京阪神や姫路からのアクセスが便利です。京阪神からは約90キロメートルの距離にあり、鉄道や高速道路を利用して約1時間30分から2時間で到着します。また、姫路からは約50キロメートルの距離で、JR播但線や播但連絡道路を利用して約1時間の距離にあります。

園内のその他の施設

あさご芸術の森公園には、次のような施設も設けられています:

インフィオラータあさご

毎年4月下旬から5月上旬にかけて、あさご芸術の森美術館の野外彫刻展示エリアで「インフィオラータあさご」というイベントが開催されます。このイベントでは、色とりどりの花びらで地面を埋め尽くす美しい花絵が披露され、訪れる人々を魅了します。

交通アクセスと周辺観光地

あさご芸術の森公園へのアクセスは、JR播但線「新井駅」からタクシーで約10分です。また、公園周辺には、青倉神社やムーセ旧居、銀山湖、生野銀山、竹田城といった観光スポットも多数点在しており、観光の拠点としても便利です。

Information

名称
あさご芸術の森美術館
(げいじゅつ もり びじゅつかん)

城崎・出石・湯村温泉

兵庫県