立雲峡から望む竹田城跡と雲海
天空に浮かぶような竹田城跡
立雲峡の展望台からは、標高353メートルの古城山の山頂に築かれた竹田城跡を一望できます。特に秋から冬にかけての早朝には、気象条件が整うと雲海が発生し、城跡が雲の上に浮かんでいるかのような幻想的な景色が広がります。
その神秘的な姿から、竹田城跡は「天空の城」や「日本のマチュピチュ」とも称されています。雲海は自然現象のため、必ず見られるわけではありませんが、条件が整ったときに出会える絶景は、立雲峡を訪れる大きな魅力です。
立雲峡テラスからの眺望
立雲峡テラスからは、竹田城跡をはじめ、山間を流れる円山川や城下町・竹田の町並みを眺められます。山々と川、歴史ある町並みが織りなす景色は美しく、訪れる人々を魅了します。
雲海が発生していない日にも、豊かな自然と城跡の風景を楽しめるため、季節や天候によって異なる景色を堪能できます。
立雲峡の自然と見どころ
朝来山の中腹に広がる景勝渓谷
立雲峡は、標高756.4メートルの朝来山の中腹に位置しています。渓谷内には「おおなる池」や「竜神の滝」をはじめ、奇岩や巨岩、滝などが点在しています。自然が生み出した変化に富んだ景観を楽しめる、魅力あふれる場所です。
竹田城跡を望む展望スポットとしてだけでなく、山の自然や渓谷の景色を楽しめる場所としても親しまれています。
「但馬吉野」と称される山桜の名所
立雲峡は、山陰地方を代表する山桜の名所としても知られ、「但馬吉野」と呼ばれています。春になると山桜が咲き誇り、山肌を華やかに彩ります。
桜の季節には立雲峡桜祭りが開催され、多くの花見客で賑わいます。春ならではの美しい自然を楽しみながら、ゆっくりと散策するのもおすすめです。
立雲峡の展望台
立雲峡には4か所の展望台があり、それぞれ異なる角度から竹田城跡や周囲の山々を眺めることができます。展望台ごとに景色の趣が異なるため、散策しながらお気に入りの眺望を探す楽しみもあります。
なかでも、2021年9月に整備された立雲峡テラスは、竹田城跡を望む人気のスポットです。城跡と周辺の自然が織りなす景色を、ゆっくりと楽しめます。
施設と設備
駐車場とトイレ
立雲峡周辺には、24時間利用できる駐車場とトイレが整備されています。駐車場の利用にあたっては、環境整備協力金として高校生以上は300円が必要です。
雲海を目当てに早朝から訪れる場合は、暗い時間帯の移動に備え、足元に十分注意しましょう。展望台まで歩くことを考慮し、歩きやすい靴を用意しておくと安心です。
兵庫県立南但馬自然学校
立雲峡の東側の山腹には、兵庫県立南但馬自然学校があります。自然学習の場として利用されており、周辺地域の豊かな自然環境に親しむうえでも関連の深い施設です。
光の道天望所
2022年4月9日、立雲峡テラスに「光の道天望所」と呼ばれるモニュメントが設置されました。光と自然の美しさを象徴する新たな見どころとして、訪れる人々を迎えています。
立雲峡への交通アクセス
電車・タクシーを利用する場合
JR播但線の竹田駅から、徒歩約45分、またはタクシーで約10分です。徒歩で向かう場合は、山道を歩くため、時間に余裕を持って出発しましょう。
車を利用する場合
北近畿豊岡自動車道・播但連絡道路の和田山ICから、車で約10分です。駐車場に車を停めた後は、展望台まで徒歩で向かいます。
周辺の観光スポット
立雲峡の周辺には、歴史や自然を満喫できる観光スポットが点在しています。竹田城跡のほか、青倉神社、生野銀山、糸井渓谷、奥山渓谷、藤和峠などがあり、立雲峡とあわせて巡ることで、朝来地域の多彩な魅力に触れられます。
竹田城跡
山頂に石垣が残る竹田城跡は、雲海に浮かぶ姿で知られる歴史的な名所です。立雲峡から遠望する景色を楽しんだ後、城跡そのものを訪れれば、また違った魅力を発見できます。
青倉神社
青倉神社は、朝来地域の山あいに佇む神社です。立雲峡とあわせて訪れることで、地域に伝わる信仰や自然の静けさに触れられます。
生野銀山
生野銀山は、但馬地域の鉱山の歴史を今に伝える観光スポットです。立雲峡で自然の絶景を楽しみながら、生野銀山にも足を延ばせば、朝来地域の歴史と文化をより深く知ることができます。
雲海と四季折々の自然を楽しむ立雲峡
立雲峡は、竹田城跡と雲海が織りなす幻想的な景色を楽しめる、兵庫県を代表する景勝地の一つです。展望台や立雲峡テラスからは、山頂に佇む城跡や円山川、城下町の町並みを一望できます。
春には山桜が山肌を彩り、秋から冬にかけては雲海に出会える可能性があります。奇岩や巨岩、滝など、峡谷ならではの自然も見どころです。竹田城跡や周辺の観光スポットとあわせて訪れ、立雲峡ならではの絶景と四季の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。