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小代 古代 体験の森

(おじろ こだい たいけんもり)

縄文時代から古墳時代まで、古代日本の暮らしを体験できる歴史公園

小代古代体験の森は、兵庫県美方郡香美町小代区広井に位置する、古代の暮らしや文化について学べる歴史公園です。1986年に行われた上ノ山遺跡の発掘調査をきっかけに、古代の人々の生活を広く知ってもらうことを目的として整備されました。

園内には、縄文時代・弥生時代・古墳時代の住居や倉庫が復元され、勾玉づくりや火起こしなどの体験学習も楽しめます。歴史の教科書で学ぶだけでは分かりにくい古代の生活を、実際に見て、触れて、体験できるのが大きな魅力です。豊かな自然に囲まれた環境の中で、子どもから大人まで日本の古代文化への理解を深められます。

上ノ山遺跡の発掘調査から生まれた歴史公園

小代古代体験の森が整備されるきっかけとなったのは、1986年から1987年にかけて実施された上ノ山遺跡の発掘調査です。隣接する広井山村広場のグラウンド整備に伴って調査が行われ、縄文時代早期にあたる約7,000年前の住居跡をはじめ、縄文土器の破片や石器などが出土しました。

これらの発見を通じて、この地域に古くから人々の暮らしが営まれていたことが明らかになりました。発掘調査で得られた成果を生かし、古代の住環境や生活文化を学べる場所として整備されたのが、小代古代体験の森です。遺跡の歴史を身近に感じながら、当時の人々の知恵や工夫に触れられます。

古代の暮らしを伝える復元建築

縄文・弥生・古墳時代の住居と倉庫

園内には、縄文時代から弥生時代、古墳時代にかけての竪穴式住居や高床式倉庫が復元されています。これらの建物は、奈良国立文化財研究所の指導のもとで再現されたもので、時代ごとの住まいや建築の特徴を知ることができます。

竪穴式住居の構造や高床式倉庫の造りを観察すれば、当時の人々が自然環境に適応しながら、どのように暮らしを営んでいたのかを想像できるでしょう。出土した住居跡や土器の破片なども保管されており、復元建築と遺跡の資料を通して、古代の生活文化をより具体的に学べます。

古代の生活を体験する学習プログラム

小代古代体験の森では、見学だけでなく、古代の暮らしを実際に体験できるさまざまな学習プログラムが用意されています。主な体験には、勾玉づくり、火起こし体験、土器づくり、古代米を炊いて食べる体験などがあります。

勾玉づくりでは古代の装身具に親しみ、火起こし体験では火を得るための昔ながらの工夫を学べます。また、土器づくりや古代米の調理体験を通じて、当時の人々の技術や食文化についても理解を深められます。実際に手を動かすことで、古代の生活をより身近に感じられるでしょう。

これらの体験プログラムへの参加には、事前予約が必要です。参加を希望する場合は、3日前までに申し込みを済ませておきましょう。

季節の自然を楽しむ祭りとイベント

春の桜祭り

春には、園内の桜を楽しむ「桜祭り」が開催されます。花が咲く季節に訪れれば、歴史学習とともに、春らしい景色を満喫できます。自然に囲まれた公園ならではの、のんびりとした時間を過ごせる催しです。

9月中旬の萩祭り

毎年9月中旬には、園内の萩の花が見頃を迎える時期に合わせて「萩祭り」が開催されます。秋の訪れを感じさせる萩の花を眺めながら、地域の自然や文化に親しめるイベントです。季節ごとに異なる魅力があり、古代の歴史と四季の風景をあわせて楽しめます。

自然に囲まれた小代の魅力

小代古代体験の森は、兵庫県北部の山あいに広がる自然豊かな環境にあります。静かな森の中で過ごす時間は、歴史や文化を学ぶだけでなく、日常を離れてリフレッシュしたい人にもおすすめです。

周辺には、山里の風景が美しい「うへ山の棚田」や、清流と渓谷の景観を楽しめる「久須部渓谷」などの観光スポットがあります。小代古代体験の森で古代の歴史に触れた後、周辺の自然景観を巡れば、但馬地域ならではの文化と自然を一度に楽しめるでしょう。

小代古代体験の森へのアクセス

公共交通機関を利用する場合は、JR西日本山陰本線の八鹿駅から全但バスの「秋岡」行きに乗車し、「広井」バス停で下車します。バス停からは徒歩約10分です。

訪問前には、体験プログラムの予約方法や開催状況、交通機関の運行情報を確認しておくと安心です。復元された古代の建物を見学し、体験学習にも参加しながら、縄文時代から古墳時代へと続く日本の歴史に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
小代 古代 体験の森
(おじろ こだい たいけんもり)

城崎・出石・湯村温泉

兵庫県