概要
UCCコーヒー博物館は、その名の通り、コーヒーを専門に扱う日本唯一の博物館です。1981年に開催された神戸ポートアイランド博覧会において、UCC上島珈琲が出展したコーヒーカップを模したパビリオン「UCCコーヒー館」をルーツとしています。博覧会終了後、この施設は「UCCコーヒー博物館」として再出発し、1987年にはイスラム教のモスクを模した外観に改装されました。この改装により、コーヒー学の確立と文化の普及を目的に、同年10月1日にリニューアルオープンしました。
施設情報
館内は吹き抜け空間を取り囲むように、螺旋状に展示室が配置されています。また、館内には在神戸ジャマイカ名誉領事館が設置されており、訪れる人々に異国文化の風を感じさせます。
展示内容
UCCコーヒー博物館では、コーヒーに関連する様々なテーマを取り扱っています。展示は以下の6つのテーマに分かれており、それぞれがわかりやすく解説されています:
1. コーヒーのはじまり(起源)
コーヒーの起源とその歴史について学ぶことができます。
2. コーヒーを育てる(栽培)
コーヒーの栽培過程や生産国についての情報が展示されています。
3. コーヒーの長い旅(流通)
コーヒーが世界中に広まる過程と流通について詳しく解説されています。
4. コーヒーを創る(加工)
コーヒー豆の加工方法やその技術について知ることができます。
5. コーヒーの楽しみ(文化)
コーヒーを楽しむための様々な文化的側面が紹介されています。
6. コーヒー何でもスクール(情報)
コーヒーに関する最新情報や知識が提供されています。
さらに、博物館に併設された喫茶室「コーヒーロード」では、ターキッシュ・コーヒーなど、日本ではここでしか味わえない貴重なコーヒーを楽しむことができます。
コーヒーセミナー
UCCコーヒー博物館では、月に一度、コーヒーに関するセミナーが開催されています。このセミナーでは、美味しいコーヒーの淹れ方や豆の選び方など、コーヒーに関する実践的な知識を学ぶことができます。
施設の詳細
常設展示室
- コーヒーのはじまり(起源)
- コーヒーを育てる(栽培)
- コーヒーの長い旅(流通)
- コーヒーを創る(加工)
- コーヒーの楽しみ(文化)
- コーヒー何でもスクール(情報)
特別展示室
UCCの歴史に焦点を当てた展示が行われています。
喫茶室「コーヒーロード」
博物館併設の喫茶室で、世界各国のコーヒーを楽しむことができます。
ミュージアムショップ
コーヒー関連の商品が購入できるショップです。
在神戸ジャマイカ名誉領事館
博物館内に設置された名誉領事館です。
建物概要
UCCコーヒー博物館の所在地は、〒650-0046 兵庫県神戸市中央区港島中町6-6-2です。館内は1987年に竣工し、設計・施工は竹中工務店が手掛けました。延床面積は1,980m2で、十分なスペースを確保しています。
交通アクセス
UCCコーヒー博物館へのアクセスは、神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー)南公園駅下車後、徒歩1分と非常に便利です。
備考
館内での写真撮影は自由ですが、三脚やフラッシュの使用は禁じられています。
周辺情報
UCCコーヒー博物館の周辺には、神戸市立青少年科学館や神戸コンベンションコンプレックスなど、他にも見どころが多くあります。神戸ポートターミナルやワールド本社も近くに位置しており、観光やビジネスの拠点としても最適です。