公園の歴史と背景
「メリケンパーク」と「ハーバーランド」は、明治元年に造られた外国貨物の荷揚げ港であるメリケン波止場と、大正時代に建設された中突堤を埋め立てて作られた公園です。このエリアには、神戸を代表するフォトジェニックなランドマークが集まっており、神戸観光に訪れた際には必ず立ち寄りたい場所となっています。
主要な見どころ
神戸ポートタワー
メリケンパークの中心には、神戸ポートタワーがそびえ立っています。このタワーは神戸港のシンボルであり、展望台からは神戸市街や大阪湾を一望することができます。夜にはライトアップされ、美しい夜景を楽しむことができます。
神戸海洋博物館
公園内には、神戸海洋博物館もあります。この博物館は、神戸の海運や港湾の歴史を紹介する施設であり、近代的なデザインの建物が特徴です。館内には、船舶模型や海事関連の展示物が多数あり、家族連れや観光客にとって興味深い場所です。
フィッシュ・ダンス
公園の北側には、1987年に建築家フランク・ゲーリーが制作した「フィッシュ・ダンス」というオブジェが設置されており、開港120周年を記念しています。
オルタンシアの鐘
中央芝生には、1990年に第1回神戸ファッションフェスティバルを祝して建てられた「オルタンシアの鐘」という鐘楼があります。
神戸港震災メモリアルパーク
公園の東側には、1995年の阪神・淡路大震災で被災したメリケン波止場をそのまま保存し、1997年に「神戸港震災メモリアルパーク」として整備され、震災の貴重な記録が保存されています。
夜のメリケンパーク
夜には、神戸ポートタワーや神戸海洋博物館、「BE KOBE」のモニュメントなどがライトアップされ、美しい光景を楽しむことができます。これにより、昼間とはまた違ったロマンチックな雰囲気を味わうことができます。
アクティビティと楽しみ方
メリケンパークでは、海沿いをゆったりと散策しながら潮風を感じたり、クルーズ船に乗って海から神戸の街並みを眺めたり、夜にはきらめく夜景を鑑賞したりと、一日中楽しむことができます。
新港町
メリケンパークの東側に位置する「新港町」にはアクアリウムやフードホールなどがあり、注目のスポットとなっています。
公園の再開発
神戸港の開発計画の一環として、1987年にかつてのメリケン波止場と神戸ポートタワーが建つ中突堤の間を埋め立て、公園が造成されました。この公園には神戸海洋博物館やホテルオークラなどが建設され、現在では神戸港を代表する景観の一部となっています。
公園のリニューアル
2017年には神戸港150年記念事業として、公園全体の大規模なリニューアル工事が完成しました。その一環として、当時西日本最大級のスターバックスコーヒーが建設され、港に停泊するクルーズ船をイメージしたデザインが楽しめるようになりました。
中突堤とホテル
中突堤は、メリケンパークの西側に位置し、外国航路のクルーズ客船やルミナス神戸2などのレストラン船が発着する場所です。中突堤の先端には、波の形をした神戸メリケンパークオリエンタルホテルがあります。
メリケンパークは、神戸市内でも特に人気のある観光スポットであり、その美しい景観と多彩なアクティビティが魅力です。訪れる人々は、ここでのひとときを通じて神戸の魅力を存分に楽しむことができるでしょう。