☰
✕

兵庫県 > 神戸・有馬(有馬温泉) > 神戸ハーバーランド

神戸ハーバーランド

(Kobe Harborland)

海辺で遊ぶ神戸の人気エリア

神戸ハーバーランドは、兵庫県神戸市中央区に位置する、ショッピングやグルメ、海辺の散策を楽しめる人気のウォーターフロントエリアです。地元では「ハーバーランド」とも呼ばれ、神戸港に面した開放的な景観と、多彩な商業施設が魅力となっています。

かつて工場や貨物駅などがあった臨海部を再開発して誕生したエリアで、1992年に街開きが行われました。現在は、神戸を代表する観光スポットのひとつとして、買い物を楽しむ人々や家族連れ、海辺でゆっくり過ごしたい観光客など、多くの人々に親しまれています。

工場跡地から生まれたウォーターフロント

神戸ハーバーランドの再開発は、旧国鉄の湊川貨物駅や、川崎製鉄(現在のJFEホールディングス)、川崎重工業などの沿岸工場跡地を活用して進められました。対象となった土地は約23ヘクタールに及び、1985年に本格的な再開発に着手し、1992年に街開きを迎えました。

再開発の大きな目的は、それまで工場や倉庫によって一般の人々が近づきにくかった臨海部を、市民が自由に利用できる開かれた空間へと変えることでした。神戸市が土地を取得し、民間企業が商業施設などの事業を展開する方式が採用され、総事業費は3,000億円以上に上りました。

こうして整備された神戸ハーバーランドは、港と都市が一体となった新しい街として発展しました。1981年に竣工したポートアイランドと並び、神戸の臨海部における都市開発を代表する事例のひとつです。

都市計画と景観が評価された街

神戸ハーバーランドは、都市機能と港の景観を融合させた開発として評価され、1993年には日本都市計画学会の「石川賞」を受賞しました。また、国土交通省の「都市景観100選」にも選定されています。

神戸港に面した立地を生かし、海辺の開放感と都市的なにぎわいを同時に楽しめるのが、このエリアの特徴です。商業施設や飲食店だけでなく、オフィスや公共施設、住宅なども集まり、観光地であると同時に、市民の暮らしや仕事を支える街としても機能しています。

ショッピングとグルメを楽しめる商業エリア

神戸ハーバーランドには、複合商業施設の「神戸モザイク」など、買い物や食事を楽しめる施設が集まっています。商業施設は主にエリアの東側に集中し、ファッションや雑貨、飲食店など、幅広い楽しみ方ができる環境が整っています。

1992年の街開き当初には、神戸西武や神戸阪急などの大型百貨店が相次いで開業し、約12万平方メートルの商業エリアが形成されました。その後、店舗の入れ替わりや施設の再編を経ながら、時代に合わせた街づくりが進められてきました。

海沿いの施設では、港の景色を眺めながら食事や休憩を楽しめます。ショッピングの合間に海辺を散策したり、夕暮れから夜にかけての景観を眺めたりと、買い物だけにとどまらない過ごし方ができるのも魅力です。

メリケンパークとあわせて楽しむ神戸港の景色

神戸ハーバーランドの対岸には、神戸ポートタワーや神戸海洋博物館などがあるメリケンパークが広がっています。ハーバーランドが商業施設を中心としたエリアであるのに対し、メリケンパークでは港の景観や散策を楽しめます。

両エリアをあわせて巡れば、神戸港の景色や観光施設、ショッピング、グルメを一度に満喫できます。海辺から眺める港の風景は、神戸らしい旅の思い出にもなるでしょう。

家族連れにも親しまれる街

神戸ハーバーランドは、ショッピングや飲食を楽しめるだけでなく、家族で過ごしやすいエリアとしても知られています。周辺には大規模な駐車場が整備されており、車で訪れる人も多く見られます。都心部にありながら、広々とした商業施設や海辺の空間があり、家族での休日のお出かけにも適しています。

エリアの西側には住宅地が広がり、東側の商業施設群とは異なる街並みが見られます。観光客だけでなく、地域で暮らす人々や働く人々にとっても身近な場所となっており、日常と観光が共存する街の姿を感じられます。

オフィスや公共施設が集まる都市機能

神戸ハーバーランドには、商業施設に加えて、企業のオフィスや公共施設も整備されています。川崎重工業の本社機能をはじめとする企業関連施設や、兵庫県の神戸ハーバーランド庁舎などが立地し、ビジネスの拠点としても利用されています。

また、神戸市産業振興センターや神戸市総合児童センター「こべっこランド」など、市民生活を支える公共施設も設けられています。買い物や観光のためだけの場所ではなく、仕事や子育て、地域活動など、さまざまな都市機能を備えたエリアです。

再開発後の変化と新たな取り組み

神戸ハーバーランドは、街開き以降、商業施設の開業や撤退、運営主体の変更など、さまざまな変化を経験してきました。1994年には神戸西武が撤退し、その後も施設の入れ替わりが続きました。

2004年には「ビーズキス」が開業しましたが、2008年には多くのテナントが撤退するなど、商業施設の運営は厳しい局面を迎えました。その後、家族連れを意識した施設づくりなどが進められましたが、主要テナントの閉店もあり、継続的な集客が課題となりました。

阪神・淡路大震災後には比較的早く復興が進み、一時的に来街者数が増加しました。しかし、三宮や元町などの復興や郊外型ショッピングセンターの台頭に伴い、来街者数は変化していきました。資料によると、2001年には約3,460万人、2003年には約3,000万人となっています。

こうした変遷を経ながら、神戸ハーバーランドでは商業施設の活性化や街の魅力向上に向けた取り組みが続けられてきました。港の景観を生かした観光地としての魅力と、地域に根ざした都市機能をどのように両立させるかが、今後の街づくりにおいても重要なテーマとなっています。

神戸ハーバーランドへのアクセス

神戸ハーバーランドへは、鉄道を利用したアクセスが便利です。JR神戸線の神戸駅、神戸市営地下鉄海岸線のハーバーランド駅、阪急・阪神・山陽各線が乗り入れる高速神戸駅などが利用できます。

神戸駅やハーバーランド駅からは、地下街「デュオこうべ」などを通ってエリアへ向かうことができます。周辺の道路や高速道路によって歩行者の動線が分かりにくい場所もあるため、訪問する施設に応じて経路を確認しておくとスムーズです。

海辺の開放感と街のにぎわいを満喫

神戸ハーバーランドは、工場や貨物駅の跡地から生まれた、神戸を代表するウォーターフロントエリアです。ショッピングやグルメを楽しめる商業施設に加え、オフィスや公共施設も集まり、港町の新しい魅力を形づくっています。

海辺の散策や港の景色を楽しみながら、買い物や食事を満喫できるのが大きな魅力です。メリケンパークなど周辺の観光スポットとあわせて訪れ、神戸ならではの海と街が調和した風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Information

名称
神戸ハーバーランド
(Kobe Harborland)

神戸・有馬(有馬温泉)

兵庫県