日本最大級のレストラン船
ルミナス神戸2は、1987年に就航したレストラン船「ルミナス神戸」の後継船として、1994年に三菱重工業神戸造船所で建造されました。総トン数は4,778トン、旅客定員は1,000名で、前船よりも大型化した船体が特徴です。
船内には複数のレストランやホールが設けられ、利用人数や用途に応じた空間が用意されています。食事を楽しみながら海を眺めたり、グループでの会食やイベントに利用したりと、さまざまな楽しみ方ができる構成です。
明石海峡大橋を巡るクルーズコース
代表的な航路は、神戸港の中突堤を出発し、明石海峡大橋周辺を巡るコースです。船は和田岬沖や須磨沖を通り、明石海峡大橋をくぐって播磨灘へ進みます。その後、再び明石海峡大橋を通過して大阪湾へ戻り、中突堤に帰着します。
航行中は、神戸の海岸線や大阪湾の広がりを海上から眺められます。とりわけ、明石海峡大橋を海上から見上げる景色は、陸上から眺めるのとは異なる迫力があります。神戸港を起点に、海と橋、港町の風景を一度に楽しめるのが魅力です。
多彩なレストランと船内施設
船内には、大小さまざまなレストランやホールが設けられています。食事を楽しむ空間から団体利用に適した広い会場までそろい、クルーズの時間をゆったりと過ごせるよう工夫されています。
主な施設には、20~40名を収容できる「ザ・ノルマンディー」、80席を備え60~120名に対応する「サール・ド・メール」、88席の「ル・アーブル」などがあります。また、「カリブ」は164席で180~220名、「ラ・セーヌ」は124席で120~150名に対応する施設として紹介されています。
このほか、「エルダイナー」は40~60名、「ルミエール」は30~80名を収容できる空間です。各施設の利用条件や提供サービスは運航内容によって異なる場合があるため、乗船を計画する際は最新の案内を確認すると安心です。
運航休止と再開の歩み
ルミナス神戸2は、自然災害の影響による運航休止に加え、2020年初頭からの新型コロナウイルス感染症の拡大によって、運航を取り巻く環境が大きく変化しました。予約のキャンセルが相次ぎ、運航会社のルミナスクルーズ株式会社は民事再生法の適用を申請し、2020年3月2日に神戸地方裁判所で受理されました。
運航休止中には、神戸港でクルーズ船「コンチェルト」を運航する神戸クルーザー側から支援を受け、ルミナス神戸2を予約していた乗客へのサービスをコンチェルトが代行しました。
その後、2020年8月に運航事業がファースト・パシフィック・キャピタルへ譲渡されました。当初は同年12月の再開を目指していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響などで予定は延期され、2021年11月に運航が再開されました。
乗船場所とアクセス
ルミナス神戸2の乗船場所は、神戸市中央区波止場町にある中突堤旅客ターミナル2階です。神戸港のウォーターフロントに位置し、周辺にはメリケンパークや神戸ハーバーランドなどの観光スポットもあります。
地下鉄海岸線のみなと元町駅からは徒歩約10分、JR神戸線・阪神本線の元町駅からは徒歩約20分です。乗船時刻や集合場所、運航状況は変更される場合があるため、訪問前に最新情報を確認してください。
神戸の海を楽しむ優雅な船旅
ルミナス神戸2は、食事とクルージングを組み合わせて、神戸港や明石海峡周辺の景色を楽しめるレストラン船です。フランスの客船をイメージした優雅なデザインや多彩な船内施設も魅力で、神戸観光の思い出づくりにも適しています。
海上から眺める神戸の街並みや明石海峡大橋は、陸上観光とはひと味違う景観を楽しませてくれます。乗船を検討する際は、運航日や航路、食事内容、予約方法などを事前に確認し、神戸ならではのクルーズ体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。