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六甲有馬ロープウェー

(Rokko-Arima Ropeway)

六甲有馬ロープウェーは、兵庫県神戸市に位置し、六甲山と有馬温泉を結ぶロープウェイです。運営は2023年4月からこうべ未来都市機構が担当しており、現在は有馬線(旧称は裏六甲線)のみが運行されています。一方、表六甲線は営業を休止しており、裏六甲線が現在の「六甲有馬ロープウェー」を指す主要路線となっています。

ゴンドラ

六甲有馬ロープウェーでは、過去と現在で使用されているゴンドラについても興味深い点があります。

2代目ゴンドラ(1993年製)

3代目ゴンドラ(2020年製)

このゴンドラは、日本初導入のCWA製で、定員42人です。最新の設備であり、快適な乗り心地を提供しています。

六甲有馬ロープウェーの歴史

六甲有馬ロープウェーの歴史は、地域の発展とともに歩んできました。以下にその主な出来事をまとめます。

駅一覧

六甲有馬ロープウェーの有馬線には、以下の駅があります。

六甲山頂駅

六甲山の自然を楽しむ拠点として、観光客に親しまれています。

有馬温泉駅

有馬温泉の観光地として知られ、温泉街へのアクセスも容易です。六甲有馬ロープウェーの有馬温泉駅と神戸電鉄有馬線の有馬温泉駅は約15分の距離にあります。

表六甲線の現状と課題

表六甲線は、ピーク時に比べて乗客数が減少し、設備更新に多額の費用がかかることから、2004年12月19日をもって運行が休止されました。この路線は瀬戸内海国立公園内にあるため、廃止するには自然公園法に基づく原状回復が必要です。これには支柱の完全撤去や土砂崩れのリスクが伴い、莫大な費用がかかることから、現在も休止状態が続いています。

天狗岩駅と表六甲駅の特異な仕組み

表六甲線は、天狗岩駅で路線が曲がる特殊な構造を持っています。表六甲駅から天狗岩駅、天狗岩駅から六甲山頂カンツリー駅まで、それぞれに2台ずつの搬器が配置され、計4台が同時に動く珍しい仕組みとなっていました。

路線データ

以下は、六甲有馬ロープウェーの有馬線に関する基本的な路線データです。

まとめ

六甲有馬ロープウェーは、六甲山と有馬温泉を結ぶ大切な交通手段であり、観光地としても多くの人々に利用されています。その歴史や技術の進化、省エネ対策の導入など、多くの側面から興味深い施設です。現在は有馬線のみが運行されていますが、表六甲線の復活が期待される日も遠くないかもしれません。

Information

名称
六甲有馬ロープウェー
(Rokko-Arima Ropeway)

神戸・有馬(有馬温泉)

兵庫県