駅の概要
ハーブ園山麓駅
ロープウェイの起点となる駅です。新神戸駅から徒歩圏内に位置しており、アクセスが非常に便利です。この駅からは、神戸の街並みを見下ろす絶景が広がり、乗車前からワクワク感が高まります。
風の丘中間駅
中間駅として設けられている風の丘中間駅は、絶景ポイントの一つです。ここで一度下車して、神戸の景色を楽しんだり、写真を撮ったりするのもおすすめです。
ハーブ園山頂駅
ロープウェイの終点であり、神戸布引ハーブ園への入口となる駅です。ここからは、広大なハーブ園が広がり、四季折々の花々や植物を楽しむことができます。ハーブ園の散策を楽しんだ後は、ロープウェイでの下山もまた一つの楽しみとなります。
ロープウェイの歴史と運営
神戸布引ロープウェイは、1991年10月23日に「新神戸ロープウェー」として開業しました。当初は、神戸市都市整備公社(現在の神戸住環境整備公社)によって運営されていましたが、2009年4月に神戸市が設備・施設を取得し、PFI事業として再整備を行いました。そして、2011年4月1日にリニューアルオープンし、現在の「神戸布引ロープウェイ」という名称に変更されました。
また、2010年4月1日からは、神戸リゾートサービスによって運営されています。この会社は、山梨県でレジャー施設を運営する清里ハイランドパーク神戸事業所(NCリゾートマネージメントグループ)から事業を引き継ぎました。リニューアル時には、駅名や料金体系も変更され、より快適で利用しやすい施設となりました。
運行形態
神戸布引ロープウェイの運行形態は、以下の通りです。
始発と最終便の時刻
始発:ハーブ園山麓駅およびハーブ園山頂駅共通で、9時30分から運行が開始されます(通年)。
最終:季節ごとに異なる時間で運行されています。春季と秋季の平日および冬季の全日は、ハーブ園山麓駅発が16時45分、ハーブ園山頂駅発が17時15分です。春季と秋季の土休日および夏季の全日は、ハーブ園山麓駅発が20時15分、ハーブ園山頂駅発が21時00分となっています。
季節ごとの運行期間
- 春季:3月20日から7月19日
- 夏季:7月20日から8月31日
- 秋季:9月1日から11月30日
- 冬季:12月1日から3月19日
沿線データ
神戸布引ロープウェイは、以下のデータに基づいて運行されています。
- 全長(傾斜長):1460メートル
- 高低差:330メートル
- 最大勾配:28度86分
- 走行方式:単線自動循環式(時計回り)
- 支柱数:12基
- 最高運転速度:4メートル毎秒
搬器(ゴンドラ)について
神戸布引ロープウェイで使用されている搬器(ゴンドラ)は、2011年にCWA社製の新しいものに更新されました。それ以前は、三菱重工業製の搬器が使用されていました。新しいゴンドラは、最大定員6人で、乗車時間は約10分です。
駅一覧
神戸布引ロープウェイには、以下の3駅が設けられています。
- ハーブ園山麓駅(北緯34度42分15.8秒 東経135度11分37.6秒)
- 風の丘中間駅(北緯34度42分44.6秒 東経135度11分29.7秒)
- ハーブ園山頂駅(北緯34度43分1.3秒 東経135度11分27.3秒)
歴史と今後の展望
神戸布引ロープウェイは、開業以来、地元の観光名所として発展してきました。2011年のリニューアルにより、施設が新しくなり、より多くの観光客を引き寄せています。今後も神戸の魅力を伝える一環として、多くの人々に愛される観光スポットであり続けるでしょう。
接続路線とアクセス
ハーブ園山麓駅からは、JR西日本の山陽新幹線および神戸市営地下鉄(西神・山手線、北神線)新神戸駅と接続しており、アクセスが非常に便利です。これにより、神戸市内や他の地域からも気軽に訪れることができる点が魅力です。
神戸布引ロープウェイは、地元の人々だけでなく、国内外からの観光客にも人気のスポットです。その美しい景観と便利なアクセスにより、多くの人々に愛され続けています。