本館と別館の概要
本館
本館では、江戸時代から戦前にかけて使用された醤油作りの道具類が展示されており、当時の醤油製造工程を詳しく紹介しています。これにより、来館者は歴史的な醤油造りの過程を深く理解することができます。
別館
別館では、安土桃山時代に始まり、江戸時代初期に創案されたうすくち醤油の歴史が紹介されています。また、別館の2階はギャラリーとなっており、日本画家・山下摩起の作品が常設展示されています。
建物の歴史
本館は、もともと菊一醤油の本社社屋として建てられ、その後ヒガシマル醤油の前身の本社として使用されていました。また、徒歩2分の場所にある別館は、先々代ヒガシマル醤油の本社として使用された後、龍野醤油協同組合本館として使用された歴史を持つ近代建築です。
これらの建物は、その歴史的価値から、平成19年度に兵庫県の景観形成重要建造物に指定されています。
利用案内
開館時間と休館日
開館時間: 9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)
入場料
おとな: 10円
こども: 10円(別館と共通)
この博物館は、ひょうごっ子ココロンカードの利用対象施設でもあります。
所在地
本館: 〒679-4178 兵庫県たつの市龍野町大手54-1
別館: 〒679-4179 兵庫県たつの市龍野町上霞城126
本館は、兵庫県指定有形民俗文化財に、そして本館と別館は兵庫県指定景観形成重要建造物に指定されています。
交通アクセス
電車でのアクセス: JR姫新線の本竜野駅から徒歩15分、またはJR山陽新幹線の相生駅から車で20分です。
周辺情報
うすくち龍野醤油資料館の周辺には、龍野城やたつの市立龍野歴史文化資料館、霞城館、矢野勘治記念館など、他にも訪れるべき名所が数多くあります。