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手柄山温室植物園

(てがらやま おんしつ しょくぶつえん)

熱帯植物や珍しい花々に出会える、姫路の緑豊かな植物園

手柄山温室植物園は、兵庫県姫路市の手柄山中央公園内にある植物園です。1980年(昭和55年)5月2日に開園し、大小2つの温室を中心に、熱帯・亜熱帯の植物やサボテン、ラン類、食虫植物など、多彩な植物を展示しています。

園内には、温室のほかにもロックガーデンやハーブ園、季節の花々が彩る花壇などが整備されています。温室で珍しい植物を観察したり、屋外の庭園を散策したりと、さまざまな楽しみ方ができるのが魅力です。植物に詳しい人はもちろん、自然の中でゆっくり過ごしたい人や家族連れにもおすすめのスポットです。

また、園内にはレストハウス「花の家」が併設されており、花や緑に囲まれながら休憩できます。植物の観賞と散策を組み合わせて、穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

大温室で楽しむ熱帯の植物

大温室では、ヤシ類や熱帯花木をはじめ、マンゴーやバナナなどの熱帯果樹、洋ラン、食虫植物などが展示されています。日本の屋外では普段目にする機会の少ない植物も多く、葉の形や花の色、独特の姿を間近で観察できます。

園内で最も背の高い植物であるオウギバショウ(扇芭蕉)も、大温室の見どころの一つです。大きく広がる葉が印象的で、温室内に南国を思わせる雰囲気を生み出しています。熱帯植物ならではの力強い姿や多様な生態に触れながら、植物の世界をじっくり楽しめます。

小温室で観察するサボテンと多肉植物

小温室では、弁慶柱やキンシャチなどのサボテン類をはじめ、多肉植物を原産地別に展示しています。乾燥した地域に生育する植物は、水分を蓄えるために独特の形や構造を備えており、種類によって姿もさまざまです。

鋭いとげを持つものや、丸みを帯びたもの、幾何学的な形に成長するものなど、一つひとつの違いを見比べるのも楽しみ方の一つです。砂漠地帯の厳しい環境に適応してきた植物の特徴を、近くで観察できます。

オーストラリアの植物が彩るロックガーデン

ロックガーデンは、オーストラリア原産のグレビレア、バンクシア、カリステモンなどを中心に構成された庭園です。個性的な花や葉を持つ植物が配置され、温室とは異なる開放的な景観を楽しめます。

斜面には草姿の美しい植物や装飾的な草花も植えられており、自然な雰囲気の中で植物の組み合わせや色彩を鑑賞できます。植物ごとの特徴に注目しながら歩けば、庭園ならではの魅力を発見できるでしょう。

香りに包まれるハーブ園

ハーブ園には、ラベンダー、セージ、タイムなど、香り豊かなハーブが植えられています。花や葉の色を眺めるだけでなく、植物が持つ自然の香りも楽しめるエリアです。

園内にはベンチも設置されているため、散策の途中に腰を下ろしてひと休みすることもできます。ハーブの香りを感じながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

姫路市の市花・サギソウを鑑賞

サギソウ栽培温室では、姫路市の市花であるサギソウを栽培・展示しています。白い花が鳥のサギが羽を広げた姿を思わせることから、その名が付けられた植物です。

栽培温室の内部には入れませんが、外側から花を鑑賞できます。地域を象徴する植物について知ることができる、手柄山温室植物園ならではの見どころです。

季節の花々が彩る花壇と芝生広場

園内の正面花壇や坂道花壇では、季節ごとにさまざまな花が咲き、訪れる人を迎えてくれます。色鮮やかな花々が園内の景観を華やかに彩り、記念撮影にも適したスポットとなっています。

芝生広場では、春になるとハナモモ(花桃)が咲き、園外の桜とともに華やかな風景を楽しめます。夏にはクレマチスやアジサイなどが見られ、季節の移り変わりに合わせて異なる表情を見せてくれます。

景色を眺めてひと休みできるデッキテラス

デッキテラスは、姫路市南部を一望できる開放的な休憩スペースです。机や椅子が設置されており、園内を散策した後に腰を下ろして景色を眺めることができます。

植物の観賞だけでなく、周囲の眺望も楽しみながら過ごせるのが魅力です。温室や庭園を巡る合間に立ち寄り、ゆっくりと休憩するのもおすすめです。

レストハウス「花の家」でお土産探し

レストハウス「花の家」は、植物園への入園に関係なく、誰でも利用できる休憩スペースです。園芸資材や季節の草花のほか、姫路市の市花であるサギソウに関連したグッズなどを販売しています。

コーヒーや紅茶も販売されているため、散策の途中に飲み物を楽しみながらひと休みできます。植物に関する品を探したり、季節の草花を眺めたりしながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

手柄山中央公園の周辺施設も楽しもう

手柄山温室植物園のある手柄山中央公園には、植物園以外にも自然や庭園を楽しめる施設が点在しています。時間に余裕があれば周辺まで足を延ばし、さまざまな景観を巡ってみるのもおすすめです。

ちぎり橋

ちぎり橋は、植物園と手柄山中央公園の北側エリアを結ぶ橋です。橋を渡ると芝生広場やサンクガーデン、日本庭園などへと続き、さらに散策を楽しめます。植物園を起点に、公園内の自然や庭園を巡る際の目印にもなります。

カスケード

カスケードは、手柄山中央公園のシンボルの一つとして知られる人工の滝です。左右非対称に配置された7つの滝から水が流れ落ち、水音が周囲に心地よく響きます。緑に囲まれた空間で、水の流れを眺めながら落ち着いたひとときを過ごせます。

サンクガーデン

サンクガーデンは、昭和61年に完成した沈床式の花壇です。周囲より低い位置に設けられているため、花壇に囲まれた場所に立つと、花々に包まれるような感覚を味わえます。植えられた植物と庭園の造りが生み出す景観を楽しめるスポットです。

創作花壇とバラ園

創作花壇にはさまざまな種類の草花が植えられ、一年を通じて季節ごとの景観を楽しめます。花の色や形の組み合わせによって表情が変わるため、訪れる時期によって異なる魅力に出会えます。

バラ園では、色とりどりのバラが咲き、花の美しさと豊かな香りを楽しめます。花が見頃を迎える時期には、優雅な雰囲気の中でゆっくりと散策するのもおすすめです。

落ち着いた雰囲気の日本庭園

日本庭園には、松やカエデ、シダレザクラなどが植えられています。和風の落ち着いた景観の中を歩きながら、植物の姿や季節による変化を楽しめる場所です。

温室で熱帯植物やサボテンを鑑賞した後に日本庭園を訪れると、異なる趣を持つ植物の世界を一度に味わえます。園内の多彩なエリアを巡りながら、自然の魅力をじっくり感じてみてはいかがでしょうか。

植物の魅力をゆっくり味わえる姫路の癒やしスポット

手柄山温室植物園は、熱帯・亜熱帯の珍しい植物から、サボテンや多肉植物、季節の花々まで、幅広い植物に出会える施設です。大温室と小温室では植物の多様な姿を観察でき、ロックガーデンやハーブ園では屋外ならではの自然を楽しめます。

さらに、レストハウス「花の家」での休憩や、手柄山中央公園にある庭園や滝の散策を組み合わせれば、植物園を中心に充実した時間を過ごせます。姫路観光の合間に立ち寄り、季節ごとに異なる花や緑の美しさを満喫してみてください。

Information

名称
手柄山温室植物園
(てがらやま おんしつ しょくぶつえん)

姫路・赤穂

兵庫県