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姫路市立水族館

(Himeji City Aquarium)

姫路市立水族館は、兵庫県姫路市の手柄山中央公園内に位置する水族館です。日本国内の水族館の中でも珍しく、山頂近くにあるため、「山の上の水族館」としても知られています。

概要

姫路市立水族館は、1966年(昭和41年)6月12日に手柄山の東側中腹に開館しました。特に亀に触れることができる日本初のタッチプールの開設や、ウミガメやオオサンショウウオの研究で広く知られています。また、播磨地域の河川や海に棲息する生き物を中心に展示しており、餌やりの見学や生き物の実際の大きさや重さを再現した模型、さらには本物のカメの甲羅が背負える体験型の展示も充実しています。

施設の改修と拡張

1996年から1999年にかけて部分的な耐震工事が行われましたが、施設全体の老朽化が進んでいたため、全面的な改修が検討されました。そして、2008年(平成20年)10月31日から耐震工事および施設拡張工事のために一時休館し、その後の3日間は市民に無料開放されました。2011年(平成23年)7月2日、2年8ヶ月にわたる工事が完了し、再開されました。

この改修により、敷地面積は従来の4,168平方メートルから8,210平方メートルとほぼ2倍に拡大されました。さらに、本館3階と新館1階を連絡通路で結び、新館1階に入館口と券売機を設置しました。また、姫路市文化センター駐車場や手柄山第一立体駐車場からエレベーターやスロープを新設し、車椅子利用者や高齢者にも配慮したバリアフリー設計が施されています。入館料は、改修前の「大人200円・小人(5歳 - 中学生)30円」から「大人500円・小中学生200円」に変更されました。また、ロゴマークはヒメジからカメが孵化しようとしているデザインに変更されました。

本館(はりまの里海)

本館は地上3階・地下1階の構造で、屋上にはビオトープが設置されています。施設内は、播磨灘に棲息する生き物を中心とした展示が行われており、屋上には旧市民プール跡地がビオトープとして改修され、太陽光発電用のソーラーパネルも設置されています。

新館(はりまの里地)

新館は、手柄山交流ステーションの1階と2階部分に位置しており、施設の入館口と券売機が設置されています。隣接する旧姫路市営モノレールの手柄山駅が手柄山交流ステーションとして改装され、検修線跡を活用して「はりまの里地ゾーン」が新設されました。このゾーンでは、淡水に棲息する生き物の展示が行われています。

沿革

施設内容

本館(はりまの里海)

新館(はりまの里地)

飼育生物

姫路市立水族館では、アオウミガメ、アカウミガメ、ケヅメリクガメ、ワニガメ、カブトガニ、オオサンショウウオ、フンボルトペンギン、ヌートリア、ゴンズイ、クマノミ、アカシマシラヒゲエビ、トビハゼ、カタクチイワシ、アリゲーターガー、エラブウミヘビ、ナマコなど、多種多様な生き物が飼育されています。

利用案内

姫路市立水族館の開館時間は、午前9時から午後5時まで(入館受付は午後4時半まで)です。休館日は火曜日と12月29日から1月1日までとなっています。入館料は、大人520円、小中学生210円で、障害者および姫路市内の65歳以上の方は無料で入館できます。また、ひょうごっ子ココロンカードやどんぐりカード、姫路市高齢者福祉優待カードの対象施設にもなっており、対象者はカードを提示すれば入場無料です。

アクセス

姫路市立水族館へのアクセス方法は以下の通りです:

Information

名称
姫路市立水族館
(Himeji City Aquarium)

姫路・赤穂

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