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西はりま天文台

(にし てんもんだい)

世界最大級の望遠鏡で宇宙に迫る、満天の星を楽しめる天文台

西はりま天文台は、兵庫県佐用郡佐用町に位置する天文施設です。2012年4月に兵庫県立大学自然・環境科学研究所へ移管され、2014年4月からは「兵庫県立大学西はりま天文台」として運営されています。

施設の大きな特徴は、口径200cmの大型反射式天体望遠鏡「なゆた」を備えていることです。研究活動に活用される一方、一般向けの天体観望会や天文講演会、各種イベントなども開催され、宇宙や天文学に親しめる施設として公開されています。

夜には満天の星を観察する機会があり、園内の宿泊施設を利用すれば、夜遅くまで天体観望を楽しめます。天文学に興味がある方はもちろん、家族で宇宙の神秘に触れたい方にもおすすめのスポットです。

西はりま天文台の特徴

天文学の研究と一般公開を両立する施設

西はりま天文台は、天文学の研究拠点であると同時に、一般の人々が宇宙について学び、星空を観察できる公開施設でもあります。

天文台や観測ドーム、観測棟をはじめ、宇宙・天文に関する展示施設、屋外展示、学校教育支援施設、生涯学習施設などが整備されています。大学教育や研究活動に加え、学校での理科教育を支援する活動も行われています。

夜の天体観望会と天文イベント

天体観望会では、実際の星や天体を観察しながら、宇宙の広がりや天文学の魅力を体感できます。天文講演会や関連イベントも開催されており、専門的な知識に触れる機会が用意されています。

館内では、隕石などの天文関連資料も見学できます。星空を眺めるだけでなく、展示や解説を通じて宇宙への理解を深められるのも魅力です。

大型望遠鏡「なゆた」

口径200cmの反射式天体望遠鏡

西はりま天文台を代表する設備が、天文台南館に設置された大型反射式天体望遠鏡「なゆた」です。2004年にファーストライトを迎え、同年11月から一般公開での利用と研究利用が始まりました。

完成当時は、国内最大級で、一般公開用としては世界最大とされた望遠鏡です。現在も天体の観測研究に活用され、天文台を象徴する設備となっています。

「なゆた」の主な仕様

大口径の主鏡を備えた「なゆた」は、遠方の天体や暗い天体の観測研究を支えています。2016年2月には、主鏡の再蒸着による反射面のリフレッシュが行われました。

観測装置

「なゆた」には、観測目的に応じた複数の観測装置が備えられています。

これらの装置を使い分けることで、天体の画像撮影や光の分析など、さまざまな観測研究が行われています。

天文台南館と研究施設

天文台南館は、大型望遠鏡「なゆた」を用いた観測研究などが行われる施設です。研究者による観測活動を支えるため、望遠鏡制御室や観測室、研究室などが整備されています。

望遠鏡制御室・観測室

望遠鏡制御室では、コンピュータによる全自動制御が可能です。観測室では望遠鏡の見学もでき、天体観測を支える設備や研究環境に触れられます。

スタディールーム

スタディールームは120人を収容できる学習・講演用の施設です。70インチのビデオプロジェクターやピアノを備え、天文学の学習やイベントなどに活用されています。

天文台北館の観測設備

天文台北館には、口径60cmの反射望遠鏡が設置されています。カセグレイン式の望遠鏡で、合成焦点距離は7,200mmです。

また、350mmのシュミット・カセグレイン式望遠鏡も同架されており、観測目的に応じた設備が用意されています。

スタープラザの観測機器

スタープラザには、天体観察に親しむための観測機器が設置されています。

星空だけでなく、太陽の観察にも対応した設備があり、天体をさまざまな角度から学ぶことができます。

サテライトドームと貸出用望遠鏡

西はりま天文台には、貸出用の天文台として利用されるサテライトドームもあります。利用条件などに応じて、望遠鏡を使った天体観察を楽しめる設備です。

サテライトA

ドームの直径は約3.0mで、ミカゲ光器製の口径26cm反射望遠鏡を備えています。

サテライトB

ドームの直径は約2.5mで、高橋製作所製の口径18cm反射望遠鏡を備えています。

休憩所・ファミリードーム

休憩所にはファミリードームがあり、マゼランWHITEY DOB 30cm/F5のニュートン式反射望遠鏡が用意されています。

このほか、さまざまな貸出用望遠鏡もそろっています。利用できる設備や貸出条件については、事前に施設へ確認すると安心です。

電波望遠鏡などの観測設備

西はりま天文台には、光学望遠鏡だけでなく、電波を利用して太陽や大気の状態を観測する設備もあります。

さまざまな波長や観測方法を用いることで、天体や宇宙に関する研究を支えています。

教育・研究活動

大学教育と観測研究の支援

兵庫県立大学の施設として、大学教育や天文学の研究活動が行われています。大学などの研究者に施設を開放する観測研究支援活動を通じて、さまざまな観測研究が支援されています。

学校教育と生涯学習

学校の理科教育を支援する教育活動にも取り組んでいます。天体観望会や天文講演会、展示などを通じて、幅広い世代が天文学に親しめる機会を提供しています。

研究機関としての専門性を生かしながら、天文学の魅力を一般の人々に伝えることも、西はりま天文台の重要な役割です。

西はりま天文台の沿革

アクセス・所在地

所在地

〒679-5313 兵庫県佐用郡佐用町西河内407-2

電車・タクシーでのアクセス

JR姫新線または智頭急行智頭線の佐用駅から、タクシーで約15分です。姫路方面からは、JR姫新線を利用し、播磨新宮駅などを経由してアクセスできます。

路線バスについて

以前は姫路駅から神姫バスの急行便が運行されていましたが、2023年3月31日をもって休止されています。訪問の際は、最新の交通情報やタクシーの利用方法を事前に確認してください。

西はりま天文台を訪ねる魅力

西はりま天文台は、口径200cmの大型望遠鏡「なゆた」をはじめ、多彩な観測機器を備えた天文学の研究・教育施設です。一般向けの天体観望会や講演会も開催され、宇宙を身近に感じられる貴重な場所となっています。

満天の星を眺める体験に加え、天文展示や望遠鏡の見学を通じて、星や惑星、宇宙の仕組みについて理解を深められます。天文学に興味がある方はもちろん、自然の中で星空を楽しみたい方にもおすすめです。

天体観望会や施設見学の開催状況、宿泊施設の利用条件などは、訪問前に最新の案内をご確認ください。

Information

名称
西はりま天文台
(にし てんもんだい)

姫路・赤穂

兵庫県