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姫路科学館(アトムの館)

(ひめじ かがくかん)

姫路科学館は、兵庫県姫路市に位置する「地球・郷土の自然・科学・宇宙」の4つをテーマにした総合科学館です。館の愛称「アトムの館」として親しまれており、幅広い年代の来館者に楽しんでもらえる施設となっています。

概要

姫路科学館は、1965年に手柄山中央公園内に開館した「姫路市立科学館」を前身とし、1993年4月に現在の場所に移転して開館しました。科学館の目玉となるのは、日本最大級のプラネタリウムで、直径27メートルのドームスクリーンを持ち、これにより宇宙の神秘を体感することができます。プラネタリウムは世界でも第5位、日本国内では第4位の規模を誇ります。

姫路市教育委員会が直営するこの施設では、指定管理者制度は導入されておらず、地元の公的機関が直接管理運営しています。これにより、地域に根ざした運営が行われており、地域住民や観光客にとって身近な施設となっています。

桜山エリアの立地と協力関係

姫路科学館は姫路市の北西部にある「桜山エリア」に位置しています。このエリアには、兵庫県立こどもの館、星の子館、姫路市自然観察の森など、他にも多くの科学や自然に関連する施設があります。これらの施設は、共同でプログラムやイベントを実施するなど、連携を強化し、来館者に多様な体験を提供しています。

施設概要

常設展示室

姫路科学館には、1階から3階にかけて常設展示室が設けられており、「地球」「郷土の自然」「科学」「宇宙」の4つのテーマに基づいた展示が行われています。これにより、来館者は地球環境や自然科学、宇宙の神秘について学ぶことができます。

特別展示室

特別展示室では、定期的に企画展や特別展が開催され、特定のテーマに焦点を当てた展示が行われます。これにより、来館者は常に新しい知識や体験を得ることができます。

プラネタリウム

姫路科学館のプラネタリウムは、直径27メートルのドームスクリーンを備えており、世界第5位、日本国内で第4位の規模を誇ります。300席を備えたプラネタリウムでは、最新の投影技術を駆使して、美しい星空や宇宙の映像が映し出され、訪れる人々に感動を与えます。プラネタリウムは2013年3月16日に改装され、さらに迫力ある映像体験が可能となりました。

その他の施設

館内には、ミュージアムショップや喫茶室もあり、展示を見学した後にリラックスすることができます。また、会議室や実験室、工作室もあり、さまざまなワークショップや学習プログラムが実施されています。

入館料と優待カード

入館料は、常設展示室とプラネタリウムのどちらも一般600円、小中高校生は210円で、幼児(小学校入学前)は無料です。なお、どんぐりカードや姫路市高齢者福祉優待カードを提示すれば、常設展示室の入場が無料となりますが、ひょうごっ子ココロンカードは適用対象外となっています。

交通アクセス

姫路科学館へのアクセスは、公共交通機関や車の利用が便利です。JR姫路駅からは神姫バスに乗車し、「星の子館前」で下車すると、すぐ目の前にあります。また、車でのアクセスも良好で、山陽自動車道山陽姫路西インターチェンジや姫路バイパスを利用するとスムーズに到着することができます。

主催行事

姫路科学館では、地域の科学への関心を高めるために、さまざまなイベントやコンテストが開催されています。特に注目すべきイベントとして「姫路ロボ・チャレンジ」や「ゴム・ワングランプリ」があり、地元の子どもたちをはじめ、幅広い層の参加者が集まります。

まとめ

姫路科学館は、兵庫県姫路市の科学教育の中心として、多くの来館者に科学の魅力を伝え続けています。桜山エリアの自然豊かな環境の中で、地球や宇宙、科学について楽しく学べる場所として、地域に密着した運営が行われており、今後もその役割を果たし続けることでしょう。

Information

名称
姫路科学館(アトムの館)
(ひめじ かがくかん)

姫路・赤穂

兵庫県