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ラベンダーパーク多可

(Lavender Park TAKA)

西日本最大級の広さを誇るラベンダー園

ラベンダーパーク多可は、兵庫県多可郡多可町加美区に位置する、西日本最大級の広さを誇るラベンダー園です。2008年6月に開園し、美しいラベンダーの花々とその香りを楽しむことができるスポットとして、多くの観光客に親しまれています。

概要

ラベンダーパーク多可は、杉原川の中流域、大井戸山(794メートル)の裾に広がるなだらかな丘陵地に位置しています。園内からは棚田の風景や、東播磨の最高峰である千ヶ峰(1,005メートル)が望める美しいロケーションです。ラベンダーは5月から7月までが見頃で、さまざまな種類のラベンダーが花を咲かせます。

このラベンダー園はNPO法人北播磨ラベンダーによって運営されており、地域の住民やボランティアの協力により、園内の清掃やラベンダーの植栽が行われています。

園内にはオリジナルのラベンダー精油やルームスプレーなどを販売するショップがあり、また、名物のたまごかけご飯を食べ放題で提供する食事処や、軽食を楽しめる喫茶店もあります。6月中旬から7月中旬にはラベンダー精油の抽出見学コーナーや、ラベンダーの摘み取り体験(有料)が実施されています。

さらに、ラベンダーオーナー制度もあり、年会費5,000円(税込)で1口3株のラベンダー収穫が可能です。シーズン中は入園料が無料で、自分で刈り取ることができます。摘み取りができない場合には、手数料と送料が別途発生しますが、郵送も可能です。

年表

地理

ラベンダーパーク多可は、兵庫県多可郡多可町加美区轟(とどろき)地区に位置しています。この地区は、東経135度と北緯35度が交差する「日本列島の中心・日本のへそ」がある西脇市内から北方向に約25キロメートル、丹波市内から西南方向に約12キロメートルの距離にあります。周囲は千ヶ峰(1,005メートル)、篠が峰(827メートル)、竜が岳(816メートル)などの山々に囲まれています。

南西方向には笠形山(939メートル)があり、千ヶ峰と共に笠形山千ヶ峰県立自然公園を形成しています。また、南北に杉原川が流れ、西脇市で加古川に合流します。園の近くには国道427号が通っており、アクセスも便利です。

見頃

ラベンダーの見頃は、以下のように季節ごとに異なります:

5月中旬から6月上旬

ストエカスラベンダーが見頃を迎えます。花色は青紫で、フレンチラベンダーとも呼ばれます。特徴的な赤紫色の苞があり、芳香はローズマリーに近いです。耐暑性が高く、花穂も太く折れにくいです。

6月中旬から6月下旬

イングリッシュラベンダーが見頃になります。北海道のラベンダー畑でもおなじみのこのラベンダーは、鮮やかな青紫の花を咲かせ、香りが強いのが特徴です。寒さには強いですが、高温多湿にはやや弱いです。花茎が長いため、ドライフラワーやリース作りに向いています。

6月末頃から7月中旬

ラバンディンラベンダーが見頃を迎えます。原種のスパイクラベンダーとイングリッシュラベンダーの交配種で、全体が紫色の花穂が特徴です。耐暑性が高く、寒さにも強いです。精油分が多く、強い香りがあります。

施設

ラベンダーパーク多可には、以下の主な施設があります:

園内には、第一駐車場と第二駐車場(大型5台、普通自動車90台)があり、オフシーズン中は無料で利用できます。園内店舗には、加工品・特産品販売ショップ、たまごかけご飯店、喫茶店、食事処、休憩所、トイレが完備されています。また、大井戸山登山道の入り口にもアクセスできます。

営業時間

ラベンダーパーク多可の開園時間は、9時から17時までです。休園日は毎水曜日で、5月中旬から7月中旬のシーズン中は無休です。

料金

シーズン中の入園料は、以下の通りです:

オフシーズン中は入園料が無料です。

規模

ラベンダーパーク多可の総面積は5ヘクタールで、そのうちラベンダー園は3.5ヘクタールを占めています。ラベンダーは約20,000株が植えられており、3種類のラベンダーが楽しめます。

交通アクセス

ラベンダーパーク多可へのアクセス方法は以下の通りです:

自動車

公共交通機関

ラベンダーパーク多可は、その広大なラベンダー畑と、美しい自然環境が魅力の観光スポットです。四季折々の風景を楽しみながら、癒しの時間を過ごすことができます。

Information

名称
ラベンダーパーク多可
(Lavender Park TAKA)

明石・加古川

兵庫県