公園の概要
石ケ谷公園は、JR大久保駅から北東に約3.3キロメートル、標高約85メートルの丘陵地に位置しています。公園は第二神明道路の北側に隣接し、アクセスも非常に良好です。公園への出入りは大久保IC北側のウェルカムゲートを通じて行うことができます。
この公園は、1981年(昭和56年)10月24日に開園し、2006年からは指定管理者制度の導入により、しんきパーク&スポーツマネジメント共同事業体が管理運営を担当しています。公園の敷地は16ヘクタールに及び、明石中央体育会館や乗馬場、放牧場、ウォーク・ランニングコース、梅林、ハーブガーデンなど、多彩な施設が揃っています。
また、「あそびの丘」と呼ばれる恐竜を模した大型複合遊具があり、子どもたちに大人気です。この他にも、野外活動広場や桜の観賞スポットがあり、市民の憩いの場としても利用されています。
花見の名所として
石ケ谷公園は、梅や桜の名所としても知られています。特に、紅白合わせて約1000本の梅が咲き誇る梅林は、明石市内でも規模の大きな観賞スポットです。毎年2月下旬には見頃を迎え、多くの人々が訪れます。また、桜は野外活動広場周辺に約500本が植えられており、4月上旬には満開となります。休日には駐車場が満車になるほど多くの花見客で賑わいます。
公園の歴史
整備から開園まで
石ケ谷公園の整備は、1979年(昭和54年)に始まりました。その後、1981年(昭和56年)10月24日に公園は正式に供用開始されました。2012年(平成24年)には全ての遊具がリニューアルされ、新たに「明石っこ夢と冒険『あそびの丘』」がオープンしました。
地理的特徴
明石市は兵庫県南部に位置し、明石海峡と淡路島を望む美しい景観を誇ります。市内には東経135度の日本標準時子午線が通過しており、地形は丘陵と平坦地の組み合わせが特徴です。石ケ谷公園は、標高約85メートルの丘陵地にあり、周辺には豊かな自然が広がっています。
1976年度の時点では、公園がある大久保地区北部は樹林に覆われていましたが、その後の開発により、現在のような公園や施設が整備されました。石ケ谷公園は、明石市立天文科学館から北西に約8キロメートル、藤江海岸から約5キロメートル、JR大久保駅から北東に約3.3キロメートルの位置にあります。
公園内の施設
明石中央体育会館
石ケ谷公園の主な施設の一つに、明石中央体育会館があります。この施設は、延床面積7,980平方メートルを誇り、大小2つの競技場や会議室、ロビー、自販機コーナー、ラウンジなどを備えています。スポーツや文化活動の場として多くの人々に利用されています。
その他の施設
石ケ谷公園内には、明石っこ夢と冒険『あそびの丘』、乗馬場、放牧場、ウォーク・ランニングコース、梅林、ハーブガーデン、野外活動広場、芝生広場、バーベキュー許可エリアなど、多くの施設があります。これらの施設は、家族連れや団体でのレクリエーションに最適な環境を提供しています。
バーベキューエリアは無料で利用できますが、事前予約が必要です。利用可能期間は3月から10月の土日祝日で、24区画が用意されています。
また、公園には350台収容できる無料駐車場があり、車でのアクセスも便利です。
アクセス情報
鉄道
石ケ谷公園への最寄り駅はJR山陽本線の大久保駅です。駅からは公園まで徒歩約1時間(4キロメートル)の距離にあります。
バス
JR大久保駅北口からは神姫バスが運行しており、「高丘1丁目」停留所から徒歩約10分で公園に到着します。また、午前中のみ運行される「明石クリーンセンター」行きのバスを利用すれば、明石中央体育会館バス停で降りてすぐ公園にアクセスできます。
自動車
車でのアクセスは、第二神明道路の大久保ICから約7分(3キロメートル)、または国道2号の大久保東交差点から北に約7分(3.5キロメートル)となります。
周辺施設
石ケ谷公園の周辺には、兵庫県立明石公園や兵庫県立図書館、兵庫県立舞子公園、明石市立天文科学館、明石市立文化博物館、明石市立図書館、明石市立西部図書館など、文化施設や自然公園が点在しています。これらの施設と合わせて、石ケ谷公園を訪れることで、明石市の魅力を存分に楽しむことができます。