イングランドエリアの魅力
お花畑と自然風景
イングランドエリアでは、イギリスの田園風景を模した風光明媚な景観が広がっており、ネモフィラ、ひまわり、コスモスなど四季折々の花々が咲き誇るお花畑が特徴です。特に春のネモフィラや、夏のひまわり、秋のコスモスは訪れる人々に感動を与える絶景スポットとなっています。
農業体験と食の魅力
季節ごとの農産物(いちご・玉ねぎ・さつまいも・トマトなど)の収穫体験が可能で、収穫したての新鮮な野菜や果物の美味しさをその場で味わうことができます。また、地域の食材を使用したレストランもあり、地産地消をテーマにした料理を楽しむことができます。
バラ園とイングリッシュガーデン
イングランドエリアには、イングリッシュガーデンをイメージした美しいバラ園が整備されており、5~6月と9~10月には色とりどりのバラが咲き乱れ、まるで異国の庭園に迷い込んだような雰囲気に包まれます。
グリーンヒルエリアの楽しみ方
コアラと珍しい動物たち
グリーンヒルエリアでは、日本で数少ないコアラの鑑賞ができる施設があり、世界でも珍しい南方系のコアラを飼育しています。その他にも、ワラビー、うさぎ、ひつじなどの可愛い動物たちとふれあうことができます。
世界記録を持つ「みどり」
2021年には、飼育されていたコアラ「みどり」が世界最高齢25歳9か月を記録し、ギネス世界記録に認定されました。これは人間に例えると110歳以上に相当する年齢です。
大温室とロックガーデン
グリーンヒルエリアには、大型の温室があり、熱帯・温帯・冷涼地といった世界各地の植物が展示されています。また、ロックガーデンでは山野草や珍しい植物などを間近に観賞することができます。
クラフト・手作り体験
体験施設では、パン&バター作り、季節のスイーツ作り、アイスクリーム作りなどの体験が充実しており、お子さまから大人まで楽しめる人気のプログラムとなっています。
施設とエリア構成
主な施設一覧
グリーンヒルエリア
- コアラ館
- ロックガーデン
- 大温室
- バードゲージ
- 動物舎
- 動物ふれあい広場
- フラワーホール
- 本館・総合交流ターミナル
イングランドエリア
- 農林漁業体験施設
- 地域食材供給施設
- 農畜産物処理加工施設
- ふれあい体験農園
- 農村水辺修景施設
- ネモフィラ・コスモス・ひまわりなどの花畑
- バンパーボート・サイクルボート
歴史と文化財
旧三原郡役所の移築保存
園内には、明治17年(1884年)に建設された旧三原郡役所が移築され、国の登録有形文化財として保存されています。阪神・淡路大震災で半壊した後、2007年に現在の場所へと再建されました。明治の近代建築の面影を今に伝える貴重な文化財です。
淡路ファームパークの成り立ちと背景
開園の経緯と目的
イングランドの丘は、1985年に開園した兵庫県フラワーセンターの分園を活用し、2001年に農業体験・学習施設として再出発しました。農村とのふれあいをテーマに、都市と地方の交流を促進し、農業の振興と地域活性化を目的としています。
コアラと西オーストラリア州との友好
兵庫県と西オーストラリア州は1981年に友好提携を結び、2003年・2011年にはコアラが寄贈されました。その後の繁殖により、国内でも珍しい南方系コアラの飼育に成功しています。
アクセスと地理情報
南あわじ市の位置と特徴
南あわじ市は、淡路島の南部に位置し、温暖な瀬戸内海気候に属しています。神戸市から約60km、大阪市から約80kmの距離にあり、明石海峡大橋や大鳴門橋を利用してアクセス可能です。標高40mの丘に位置する園内からは、四季の自然を心地よく感じることができます。
まとめ
淡路ファームパーク イングランドの丘は、豊かな自然、動物とのふれあい、四季折々の花々、農業やクラフトの体験、そして貴重な文化財まで揃った、まさに“体験型テーマパーク”です。自然とのふれあいや学びを通じて、訪れるすべての人に癒しと感動を提供してくれる魅力満載の観光スポットです。