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淡路ファームパーク イングランドの丘

(Awaji Farm Park England Hill)

コアラや動物たち、四季折々の花々、農業体験を楽しめる淡路島の体験型農業公園

淡路ファームパーク イングランドの丘は、兵庫県南あわじ市に位置する、自然と動物、農業体験の魅力が詰まった広大な公園です。園内では、コアラをはじめとする動物たちを観察したり、季節ごとに表情を変える花々を鑑賞したり、パン作りやアイスクリーム作りなどの体験に参加したりと、さまざまな楽しみ方ができます。

季節に応じた農作物の収穫体験も行われており、自然に触れながら食べ物が育つ過程を学べるのも魅力です。動物との出会いだけでなく、植物や農業、ものづくりなど、幅広い体験を通して自然への理解を深められます。子ども連れの家族はもちろん、友人同士やカップルでの観光にもおすすめのスポットです。

淡路島南部の自然に恵まれたロケーション

イングランドの丘がある南あわじ市は、淡路島の南部に位置しています。神戸市から約60km、大阪市から約80kmの距離にあり、都市部からの観光にも適した立地です。北側では明石海峡大橋を通じて明石市や神戸市方面とつながり、南側では大鳴門橋を通じて徳島県方面へアクセスできます。

市の南部と西部は紀伊水道や播磨灘に面し、北部には先山山地、南東部には諭鶴羽山地、西部には南辺寺山地が広がっています。また、中央部には三原平野が広がり、農業が盛んな地域として知られています。

気候は温暖な瀬戸内海気候に属し、年間を通じて比較的過ごしやすい環境です。園内の駐車場付近の標高は約40mで、周囲には穏やかな田園風景が広がっています。都市部の喧騒を離れ、淡路島らしい自然を感じながら一日を過ごせる場所です。

1985年の開園から現在へ続く歴史

イングランドの丘の前身は、1985年4月21日に兵庫県が開園した「淡路ファームパーク」です。当初は兵庫県フラワーセンターの分園として整備され、淡路島の自然や植物に親しめる施設として歩み始めました。

2000年9月にいったん閉園した後、三原町(現在の南あわじ市)が農村型の体験交流施設として整備を進め、2001年4月14日に「淡路ファームパーク イングランドの丘」として再開園しました。農業や農村の活性化を図るとともに、地域住民と都市生活者が交流し、自然の中で憩える場所をつくることが、施設の大きな目的となっています。

開園後は、動物の飼育施設や体験設備の充実など、さまざまな取り組みが進められてきました。2015年にはウサギと触れ合える「ラビットワーレン」が新設され、同年には農産物などを扱う「美菜恋来屋」がプレオープンするなど、動物や植物の鑑賞に加え、地域の農業や食にも親しめる施設へと発展しています。

園のシンボル、コアラとの交流

淡路ファームパーク イングランドの丘を象徴する動物がコアラです。兵庫県とオーストラリアの西オーストラリア州は、1981年に友好・姉妹提携協定を結びました。この交流を背景に、2003年3月21日には提携20周年を記念して4頭のコアラが寄贈され、2011年3月6日にも提携30周年を記念して新たに4頭が寄贈されました。

コアラは、兵庫県と西オーストラリア州との友好関係を象徴する存在として、多くの来園者に親しまれてきました。園内では繁殖にも成功し、2012年には雌の「そら」、2013年には雄の「だいち」が誕生しています。動物の飼育や繁殖を通じて、来園者が野生動物への関心を深めるきっかけにもなっています。

長寿のコアラ「みどり」の記録

園で飼育されていたコアラの「みどり」は、長寿の個体として知られています。2021年3月1日には、国内最高齢のコアラとしてギネス世界記録に認定されました。多くの人々に親しまれた「みどり」は、2022年11月23日に25歳9か月で生涯を閉じましたが、その記録は園の歴史に残る出来事となっています。

コアラの飼育は、イングランドの丘を訪れる大きな楽しみの一つです。動物たちの姿を観察する際には、それぞれの生態や特徴に目を向けることで、より深く動物への理解を深められます。なお、飼育頭数や展示状況は変わることがあるため、訪問前に最新の案内を確認するとよいでしょう。

園内を彩る動物と植物

イングランドの丘では、コアラだけでなく、ワラビー、ウサギ、羊など、さまざまな動物たちに出会えます。動物たちの様子を間近で観察したり、ふれあい施設で動物との時間を楽しんだりと、生き物に親しむ機会が豊富です。

また、園内には季節ごとに表情を変える花々が咲き、植物を鑑賞しながら散策する楽しみもあります。ロックガーデンや大温室など、植物の魅力に触れられる施設も整備されており、花や緑が好きな方にも見どころの多い場所です。

園内の2つのエリア

グリーンヒルエリア

グリーンヒルエリアは、動物との出会いや植物の鑑賞を楽しめるエリアです。コアラ館をはじめ、ロックガーデン、大温室、バードゲージ、動物ふれあい広場などがあり、動物や植物をさまざまな角度から楽しめます。

コアラの観察を目的に訪れる方はもちろん、鳥や小動物に親しみたい方、温室で植物をじっくり鑑賞したい方にもおすすめです。園内を散策しながら、普段の生活ではなかなか出会えない生き物や植物の魅力を発見できます。

イングランドエリア

イングランドエリアには、イギリスの湖水地方をイメージした景観が広がっています。湖を中心とした穏やかな風景が特徴で、グリーンヒルエリアとは異なる雰囲気の中で散策を楽しめます。

このエリアには農業体験に関わる施設もあり、自然を眺めるだけでなく、農作物や農業への理解を深める体験にも参加できます。園内を移動しながら2つのエリアを巡ることで、動物、植物、農業という多彩なテーマを一度に楽しめます。

パン作りやアイスクリーム作りに挑戦

園内では、パン作りやアイスクリーム作りなどの手作り体験教室が行われています。材料に触れながら自分の手で作り上げる体験は、動物や花を眺めるのとはまた違った楽しみがあります。

子どもにとっては、ものづくりの面白さや食べ物ができる過程を学ぶ機会となり、大人にとっても旅の思い出に残る体験になります。体験内容や開催日、参加条件は時期によって異なる場合があるため、参加を希望する場合は事前に確認しておきましょう。

季節ごとに楽しむ農作物の収穫体験

イングランドの丘では、季節に応じた農作物の収穫体験も楽しめます。農作物を自分の手で収穫することで、食卓に並ぶ食材がどのように育つのかを実感できます。農業が盛んな南あわじ市ならではの体験として、自然や食への関心を深めるきっかけにもなります。

収穫できる作物や実施時期は季節によって変わるため、訪れる時期に合わせて体験内容を確認しておくと、より充実した計画を立てられます。動物とのふれあいや花の鑑賞と組み合わせれば、自然の魅力を幅広く味わえる一日になります。

園内を移動する交通システムの歴史

イングランドの丘では、2001年4月から2008年1月まで、IMTSと呼ばれる新交通システムが導入されていました。無人で自動運転する車両によって園内を移動できる仕組みで、当時は新しい交通技術を体験できる施設としても注目されました。

このシステムは2008年1月31日に運行を終了しています。現在は無料シャトルバスが園内の移動を支えています。園内を効率よく巡りたい場合は、当日の運行状況や乗り場を確認しておくと便利です。

園内に残る旧三原郡役所

園内には、1884年に建設された旧三原郡役所の建物が移築再建されています。2007年に移築再建され、2008年10月23日には国の登録有形文化財に登録されました。明治時代の建築を通じて、南あわじ地域の歴史に触れられる貴重な建造物です。

動物や植物、農業体験を楽しむだけでなく、こうした歴史的建造物にも目を向けることで、園内での過ごし方がさらに広がります。自然と体験の施設の中に地域の歴史が息づいている点も、イングランドの丘の見どころの一つです。

淡路ファームパーク イングランドの丘の楽しみ方

イングランドの丘では、コアラをはじめとする動物たちの観察、花や植物の鑑賞、手作り体験、農作物の収穫など、さまざまな楽しみ方ができます。まずはグリーンヒルエリアで動物や植物に親しみ、その後、イングランドエリアの湖畔の景観を散策するなど、興味に合わせて園内を巡るのがおすすめです。

子ども連れなら動物とのふれあいや体験教室を中心に、花や自然が好きな方なら温室や園内の景観を中心に計画するなど、目的に合わせた過ごし方ができます。季節によって楽しめる花や農業体験も変わるため、訪問する時期ならではの魅力を探してみましょう。

淡路島観光で訪れたい自然体験スポット

淡路ファームパーク イングランドの丘は、動物、花、農業体験、歴史的建造物など、多彩な魅力を一か所で楽しめる南あわじ市の観光スポットです。自然の中で遊びながら学べるため、家族旅行や休日のお出かけに適しています。

淡路島南部の穏やかな風景に包まれながら、動物たちとの出会いや季節の花々、手作り体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。淡路島の自然と農業の魅力を身近に感じられる、思い出づくりにぴったりの場所です。

Information

名称
淡路ファームパーク イングランドの丘
(Awaji Farm Park England Hill)

淡路島

兵庫県