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淡路夢舞台 温室 あわじグリーン館

(あわじ ゆめぶたい おんしつ)

世界の植物が集まる、緑豊かな大温室

兵庫県立淡路夢舞台温室「あわじグリーン館」は、兵庫県淡路市の淡路夢舞台に位置する屋内植物園です。世界各地の珍しい植物や色鮮やかな花々が集まり、天候を気にせず植物の魅力を楽しめる観光スポットとして親しまれています。

2021年9月18日、旧「奇跡の星の植物館」から「あわじグリーン館」へと名称を変更し、リニューアルオープンしました。館内は、植物の美しさや生命力を五感で感じられる「生きている温室」をテーマに、多彩な展示空間が広がっています。高さ約20メートルの大空間を生かしたダイナミックな植栽も見どころで、植物好きの方はもちろん、家族連れや建築に関心のある方にもおすすめです。

世界の植物と出会うダイナミックな展示

あわじグリーン館では、世界各地から集められた多種多様な植物を、テーマごとに分けて展示しています。乾燥地帯に生育する多肉植物から、熱帯・亜熱帯の色鮮やかな植物、希少な樹木まで、普段の生活ではなかなか目にすることのできない植物に出会えます。

館内の大きな特徴は、植物の姿を間近に観察できるだけでなく、空間全体を使った立体的な展示を楽しめることです。高さ約20メートルの空間には、植物が豊かに配置され、自然の中に入り込んだような感覚を味わえます。

なかでも注目したいのが、館内のシンボルである「ガーデンキャッスル」です。植物に囲まれた巨大な構造物をくぐりながら、さまざまな角度から庭園を眺めることができ、あわじグリーン館を代表する見どころとなっています。

また、約2億年前から続く古い系統を持つ植物として知られるジュラシックツリーも展示されています。植物の進化や地球の長い歴史に思いを巡らせながら鑑賞できる、貴重な見どころの一つです。

テーマごとに楽しめる5つの展示室

展示室1「みどりのちょうこく」

「みどりのちょうこく」では、サボテン類やユーフォルビア類など、乾燥した地域に生育する多肉植物を展示しています。水分を蓄えるために独特の形へと進化した植物は、まるで彫刻作品のような造形美が魅力です。

とげや幹の形、表面の質感などをじっくり観察すると、厳しい自然環境に適応してきた植物の生命力を感じられます。

展示室2「しきさいのにわ」

「しきさいのにわ」では、熱帯から亜熱帯にかけて生育する、色彩豊かな植物を楽しめます。鮮やかな花や個性的な葉を持つ植物が織りなす景観は、温室ならではの華やかさにあふれています。

植物ごとに異なる色や形の組み合わせに注目しながら歩けば、自然が生み出す多彩な色彩の世界を満喫できるでしょう。

展示室3「くらしのみどり」

「くらしのみどり」では、私たちの日常生活と植物との関わりを紹介しています。植物は、自然環境のバランスを支えるだけでなく、住まいを彩り、心に安らぎをもたらす存在でもあります。

暮らしに取り入れられる植物や、身近な緑の楽しみ方に目を向けることで、植物をより身近な存在として感じられる展示です。

展示室4「しんかのにわ」

「しんかのにわ」では、植物の進化と地球の歴史をテーマに、ジュラシックツリーを紹介しています。この樹木は、化石でしか確認されていないと考えられていた古い系統の植物で、1990年代にオーストラリアで発見されたことで注目を集めました。

太古の時代から続く植物の姿を間近に観察できるのは、大きな魅力です。長い年月をかけて進化してきた植物の不思議や、地球の自然史の壮大さを感じられます。

展示室5「にぎわいのにわ」

「にぎわいのにわ」には、館内のシンボルであるガーデンキャッスルが設けられ、花と緑に包まれた華やかな空間が広がっています。親子で楽しめる花と緑のお祭りガーデンなど、植物に親しむための工夫も施されています。

植物を鑑賞するだけでなく、空間全体の演出を楽しめるエリアです。子どもたちが自然に興味を持つきっかけにもなり、家族での観光にも適しています。

個性豊かなその他の展示スペース

ひかげのにわ

「ひかげのにわ」では、日差しの少ない場所や室内緑化に適した、低照度の環境でも育つ植物を紹介しています。植物がそれぞれの環境に適応する仕組みを知ることができ、室内で緑を楽しむヒントも得られます。

テラス

テラスには、ビヨウタコノキや熱帯果樹などが展示されています。植物を眺めながらひと息つける空間で、温室内の散策の合間にゆったりとした時間を過ごせます。

アトリウム

水の流れを取り入れたランドスケープアトリウムでは、沖縄や中国の雲南省、台湾、ベトナムなどに生育する樹木が展示されています。水と緑が調和した景観は、熱帯・亜熱帯の自然を思わせる印象的な空間です。

特別展示室

特別展示室では、中国・雲南省の珍しい植物や、世界の花文化に影響を与えてきた希少な植物などを紹介しています。企画や展示内容によって異なる植物の魅力に触れられるため、訪れる時期に応じた新しい発見も期待できます。

子ども連れにも優しい館内施設

あわじグリーン館には、植物の鑑賞だけでなく、家族で快適に過ごすための施設も整っています。子ども向けのキッズスペースや、植物の絵本・図鑑をそろえた図書コーナー付きの休憩スペースがあり、親子で植物について学びながら休憩できます。

館内のカフェでは、淡路島産の藻塩やレモンを使ったスイーツなどを楽しめます。散策の合間に地域の食材を生かした味わいを楽しめるのもうれしいポイントです。

ベビールームも設置されているため、小さな子どもを連れた旅行にも利用しやすい施設です。屋内型の植物園なので、雨の日や暑い日でも、天候の影響を受けにくい環境で観光を楽しめます。

建築家・安藤忠雄が設計した温室建築

あわじグリーン館の建物は、建築家・安藤忠雄の設計により2000年に竣工しました。植物展示の基本計画や造園、植栽計画は辻本智子が担当しています。兵庫県が建築主となり、淡路夢舞台を構成する施設の一つとして整備されました。

安藤忠雄の建築に特徴的な、幾何学的な構成や空間の広がりを生かした設計と、生命力あふれる植物の組み合わせが見どころです。高さ約20メートルの大空間をはじめ、植物と建築が一体となった展示空間を楽しめます。

植物の美しさだけでなく、建物の構造や空間の使い方にも注目すると、あわじグリーン館の魅力をさらに深く味わえるでしょう。

開館時間・休館日

あわじグリーン館の開館時間は10:00~18:00で、入館は17:30までです。休館日は原則として7月と11月の第2木曜日です。

開館時間や休館日は変更される場合があるため、訪問前に最新の営業情報を確認しておくと安心です。展示やイベントの開催状況もあわせて調べておけば、より充実した観光を楽しめます。

あわじグリーン館へのアクセス

あわじグリーン館は、兵庫県淡路市夢舞台4に位置しています。公共交通機関を利用する場合は、山陽新幹線の新神戸駅から、三宮駅や舞子駅を経由するバスで約60分です。「淡路夢舞台前」で下車すると、すぐに到着します。

淡路島を訪れる際には、バスの運行時刻や乗り場を事前に確認しておくと、スムーズに移動できます。淡路夢舞台のほかの施設とあわせて巡る場合は、移動時間も考慮して観光計画を立てるのがおすすめです。

周辺の観光スポット

あわじグリーン館の周辺には、建築や庭園、花々、海辺の景観などを楽しめる観光スポットが集まっています。植物園と組み合わせて訪れることで、淡路島の自然と文化を一日かけて満喫できます。

淡路夢舞台

淡路夢舞台は、建築家・安藤忠雄が設計した複合文化リゾート施設です。建築と自然が調和した独特の景観が魅力で、散策しながら建築美や庭園のデザインを楽しめます。

百段苑

百段苑は、淡路夢舞台を代表する庭園の一つです。斜面に沿って階段状に花壇が配置され、季節の植物とともに美しい景色を楽しめます。高低差を生かした独特の造形も見どころです。

国営明石海峡公園

国営明石海峡公園は、広大な敷地に花壇や芝生広場などが整備された公園です。季節ごとの花々や開放的な景観を楽しめるため、あわじグリーン館とあわせて訪れるのにも適しています。

兵庫県立淡路島公園

兵庫県立淡路島公園は、森林や広場など豊かな自然に親しめる公園です。散策やレクリエーションを楽しみながら、淡路島の緑豊かな環境を満喫できます。

淡路ハイウェイオアシス

淡路ハイウェイオアシスは、淡路島の特産品や食事、景色を楽しめる立ち寄りスポットです。ドライブの休憩やお土産探しにも便利で、島内観光の途中に訪れるのもおすすめです。

世界の植物と建築美を楽しむ淡路島の観光スポット

淡路夢舞台温室あわじグリーン館は、世界各地の植物をテーマごとに鑑賞できる、大規模な屋内植物園です。多肉植物の造形美や熱帯植物の色彩、ジュラシックツリーの歴史的な魅力など、展示室ごとに異なる発見があります。

安藤忠雄が設計した建築空間や、親子で楽しめる施設、淡路島の食材を使ったスイーツも魅力です。天候を気にせず過ごせるため、家族旅行や雨の日の観光にも適しています。

周辺の淡路夢舞台や百段苑、国営明石海峡公園とあわせて巡れば、植物、建築、庭園の魅力を一度に楽しめます。淡路島観光の際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

Information

名称
淡路夢舞台 温室 あわじグリーン館
(あわじ ゆめぶたい おんしつ)

淡路島

兵庫県