多彩な店舗が集まる大型ショッピングモール
阪急西宮ガーデンズには、核となる店舗として西宮阪急、イズミヤ、TOHOシネマズ西宮OSが入居しています。さらに、ジョーシン、ユニクロ、無印良品、ロフト、ブックファーストなど、幅広いジャンルの専門店がそろっています。
建物は地上4階建てを中心とし、一部は5階建てで、延床面積は約247,000平方メートル、賃貸面積は約107,000平方メートルに及びます。中央に駐車場を配置し、その周囲をショッピングモールが囲むサーキット型の構造が特徴です。東西南北に4つのモールが設けられ、館内を巡りながら多彩な店舗を楽しめます。
西宮市は高級住宅地としても知られており、施設には上質な商品やサービスを提供するセレクトショップも数多く出店しています。開業前の2007年春に行われたテナント向け説明会には約500社が参加し、予定していた出店枠数の約2倍に達するなど、大きな注目を集めました。
屋上庭園「スカイガーデン」
施設4階にある屋上庭園「スカイガーデン」は、約9,000平方メートルの広さを誇る憩いの空間です。六甲山系に自生する樹木をはじめ、桜や果樹などが植えられ、季節ごとの自然を楽しめます。
庭園には音楽に合わせて踊る噴水も設置されており、ショッピングの合間にひと休みするのにぴったりです。土日祝日を中心にライブやイベントも開催され、買い物以外の楽しみも充実しています。
施設の名称には、西宮市の「西宮七園」に象徴される地域の歴史を取り入れ、訪れる人々に憩いと賑わいを提供する庭園のような場所にしたいという願いが込められています。ロゴには西宮市の花である桜がモチーフとして用いられ、新しい西宮のシンボルとしての意味も持っています。
映画館「TOHOシネマズ西宮OS」
5階にあるTOHOシネマズ西宮OSは、12スクリーン、合計2,073席を備えるシネマコンプレックスです。車椅子対応の座席も22席設けられています。
2015年12月には体感型の映画上映システム「MediaMation MX4D」が導入され、2021年11月には「IMAXレーザー」も導入されました。迫力ある映像や臨場感あふれる上映を楽しめるため、ショッピングや食事と組み合わせた休日のレジャーにもおすすめです。
阪急西宮スタジアムの歴史を伝えるメモリアルスポット
阪急西宮ガーデンズは、かつてこの場所にあった阪急西宮スタジアムの歴史を受け継ぐ施設でもあります。館内には、スタジアムやプロ野球チームの阪急ブレーブスにちなんだメモリアルスポットが5カ所設けられています。
屋上のスカイガーデンには、かつてスタジアムで使用されていたホームベースが展示されています。ショッピングを楽しみながら、地域のスポーツ文化や施設の歴史に触れられるのも見どころのひとつです。
阪急西宮ギャラリーと地域文化の発信
5階には、阪急電鉄や西宮市に関する情報を発信する「阪急西宮ギャラリー/スタジモにしのみや」が設けられています。阪急電鉄や阪急ブレーブスに関する展示のほか、1983年当時の西宮北口駅周辺を再現したジオラマなどを見ることができます。
かつて西宮北口駅に存在したダイヤモンドクロスなど、地域の鉄道史を振り返る資料も見どころです。テーマ別のアーカイブ映像を無料で鑑賞できるモニターもあり、買い物の合間に西宮の歴史や文化を学べます。
ペットと一緒に楽しめる施設
阪急西宮ガーデンズでは、ペットと暮らす人が多い地域の特性に配慮し、ペット向けのホテルや病院などを備えた「阪急ハロードック」も設けられています。ペットに関するサービスが充実している点も、この施設ならではの特徴です。
ライブや季節のイベント
スカイガーデンでは、土日祝日を中心に年間約200本のライブやイベントが開催されています。幅広いジャンルのアーティストが出演し、買い物に訪れた人々を楽しませています。
施設の玄関前広場で行われる「コトリライブ」では、インディーズアーティストによる無料ライブも開催されています。ショッピングだけでなく、音楽やイベントを通じて活気ある雰囲気を味わえるのも魅力です。
開業から現在までの発展
阪急西宮ガーデンズの計画は、2005年11月に阪急電鉄が西宮スタジアム跡地に大型ショッピングセンターを建設する方針を発表したことから始まりました。2006年下期に着工し、2007年4月に施設名が発表され、2008年11月26日にグランドオープンしました。
開業初日には約10万8,000人が来場し、最初の週末2日間では約30万人を集客しました。開業後6日間の来場者数は、報道によって差があるものの、約51万7,000人から58万6,000人とされています。大きな賑わいは周辺地域にも影響を与え、最寄りの西宮北口駅は阪急電鉄の主要駅のひとつとして、多くの利用者を集めました。
開業初年度の売上高は約659億円、2年目には約676億円に達しました。2018年には別館とゲート館が開業し、2019年には開業10周年を記念したリニューアルを実施。新規出店や店舗の移転・改装に加え、屋上庭園の改装なども行われ、施設の魅力がさらに高められました。
営業時間と館内設備
営業時間は店舗や施設によって異なります。西宮阪急は10時から20時まで、イズミヤは10時から21時まで営業しています。専門店街や飲食店街、映画館についても、それぞれ営業時間が設定されているため、訪問前に利用したい店舗の情報を確認しておくと安心です。
館内には複数のエスカレーターやエレベーターが設置されており、各フロアを移動しやすい構造になっています。施設内は禁煙ですが、喫煙所が設けられています。
アクセス
阪急西宮ガーデンズは、阪急神戸線・西宮北口駅から徒歩約3分の場所にあります。駅から専用通路を利用してアクセスできるため、電車での来館に便利です。
車で訪れる場合も利用しやすく、約3,000台を収容できる駐車場が整備されています。駐車料金は60分無料で、その後は30分ごとに200円とされていますが、最大料金やサービス条件などは変更される場合があります。駐輪場やバイク置き場も用意されています。
ショッピングから文化・娯楽まで楽しめる西宮の拠点
阪急西宮ガーデンズは、百貨店や専門店でのショッピング、グルメ、映画鑑賞、庭園での休憩、ライブやイベントなど、多彩な楽しみ方ができる大型商業施設です。スタジアム跡地の歴史を伝える展示や地域文化の発信拠点もあり、単なる買い物の場所にとどまらない魅力を備えています。
西宮北口駅からのアクセスも良好なため、兵庫県西宮市を訪れた際に、天候を気にせず一日を過ごせるスポットとしておすすめです。