施設の概要と特徴
本館
お菓子の里丹波の本館は、丹波地方の特産物や農産物を中心に販売する物産館として機能しています。1階には、丹波黒豆や大納言小豆、山の芋、鳳鳴酒造の地酒、そして新鮮な野菜など、地元の特産品がずらりと並び、訪れる人々に地域の豊かな味覚を提供しています。また、併設されたレストラン「さくら」では、丹波の食材をふんだんに使用した料理を楽しむことができます。
2階には、古道具や農機具など、丹波地方の歴史を物語る展示品が並んでおり、訪問者は地域の歴史と文化に触れることができます。さらに、青山ホールでは、コンサートや親睦会、趣味の会など、多様な用途で利用することができ、地域のコミュニティ活動の拠点となっています。
ミオール館(旧・垂水警察署)
ミオール館は、神戸の旧・神戸市警垂水署を移築・改装した大正初期の洋館で、その歴史的価値は非常に高いものです。1階には、関西を中心に展開する和菓子屋「千鳥屋宗家」の洋菓子部門であるミオールのカフェがあり、アンティークカップギャラリーも併設されています。ここでは、シカゴ万博に出品されたコールポートや、ノリタケ、リモージュなど、貴重なアンティークカップが展示されています。
また、2階にはコンサートホールがあり、結婚式や披露宴、パーティーなど、さまざまなイベントに利用されています。本館の歴史資料も常時展示されており、訪れる人々にその歴史と魅力を伝えています。
薬師山山荘
薬師山山荘は、安政4年(1857年)に建てられた商家を移築した建物で、園内の小高い山の上に位置しています。静かな環境に包まれ、訪れる人が少ないため、希少価値のある建築物として、閑静な佇まいを保っています。歴史的な建物を見学しながら、落ち着いた時間を過ごすことができます。
ドイツの館
ドイツの館では、ドイツをはじめ、ベルギーなどヨーロッパ各地から取り寄せたビールやドイツソーセージ、石窯で焼かれたピザや黒豆パンなどを楽しむことができます。さらに、毎週土・日に開催される手作りパン教室では、焼きたての石窯パンを学びながら作ることができ、家族連れや友人同士で楽しめるアクティビティとして人気です。
萱葺きの家
嘉永7年(1854年)に建造された古民家を移築した茅葺きの家では、囲炉裏やかまどが残されており、懐かしい日本の風情を感じることができます。和菓子や日本茶を楽しみながら、昔ながらの生活の様子を体感することができるため、歴史に興味のある方には特におすすめのスポットです。
お菓子の里丹波の魅力
地元特産品の展示販売
お菓子の里丹波では、丹波地方で育まれた特産品が豊富に取り揃えられています。黒豆茶ソフトや丹波栗、丹波大納言小豆など、地元ならではの素材を使ったお菓子は、訪れる人々に大変人気があります。また、地酒や新鮮な野菜など、地域の味覚を持ち帰ることができるため、土産物としても喜ばれています。
豊かな自然と歴史を感じる施設
お菓子の里丹波は、豊かな自然に囲まれた広大な敷地内に、歴史的価値のある建物が点在しています。訪れる人々は、美しい庭園を散策しながら、各施設を見学することで、丹波地方の歴史や文化に触れることができます。また、地域の食材を使用した料理やお菓子を楽しむことで、丹波の風土を体感することができます。
アクセスと営業時間
お菓子の里丹波は、JR福知山線の篠山口駅からアクセスが良く、車でも舞鶴若狭自動車道の丹南篠山口I.Cから約5分で到着します。施設は年中無休で、営業時間は10:00から18:00まで(冬季は本館17:00まで、庭園は16:30まで)となっており、家族連れや観光客にとって訪れやすいスポットです。
お菓子の里丹波は、歴史的建物と地域の特産品が融合した魅力的な観光施設です。丹波地方の豊かな文化と味覚を楽しみながら、心豊かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。